724-1 学んだ知識が場当たり的なお子さんの場合
万引きはダメだと知っているはずなのに、その場でお友達と話し合っているとルールがとっさには頭に思い浮かばないお子さんの場合、問題が複雑になりやすい、という話(仮定の事例)の続きです。
こうしたお子さんは、あとになって、なぜこんなことをしたのか、と大人に詰問されても答えられません。
おそらく本人にもわかっていないはずです。
口先だけで適当な答えを言って、よけいに泥沼に入り込んだり、大人の怒りを買ったりするということもあります。
724-2 思考(知識・言葉)と身体(体感・現実)の乖離
こうしたお子さんの中には、一見すると言葉に不自由はない(むしろペラペラとよく話す)のに、言葉に体感が伴っておらず、妙に浮わついた印象を相手に与えてしまう子もいます。
結果、この子は嘘をついている、適当なことを言っている、といった誤解を大人に与えることにも。。
大人からすると、わかっているのにわざと悪いことをする困った奴ということになり、不当に低い評価や厳しい指導につながりかねません。
このように、ルールの内容も言葉の使い方も、知識としては頭に入っているのに、体感や現実と結びついていない。学んだ知識が場当たり的で、現場で使いこなせるものになっていない場合、これも一種の「衝動的に身体が動く」ということだと言えるのではないかと思っています。
724-3 心と身体のつながりを深めるアプローチ
こうしたお子さんにも、身体からのアプローチは効果的です。
「30秒間仰向けで動かずにじっとしている」活動をやってもらうと、意外とできない子もいたりします。
相手の指示に合わせて自分の身体を動かす練習を取り入れていくと良いでしょう。
さらには、自分の心の思うままに自分の身体を扱ってあげるという経験を増やしていくことも大事です。
これは、どんな人でも以外とおろそかにされがちな部分です。
自分の身体と心をさまざまな角度から見つめ、自分にとっての居心地の良さを大切にしていく経験を積み重ねていきたいものです。
心と身体のつながりが深まっていくと、情報の受け取り方が変わってきます。
必然的に行動も変わります。
「あの子、最近落ち着いたね」と言われるような感じになってくるでしょう。
以上の記事は、文字量の都合でかなり省略しながら書いています。
文章だけではいまいちピンとこない場合は、どうぞバランスセッションに来てみてくださいね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
身体の現在地を認識する
心と身体のバランスを整える
身体からのメッセージを受け取る
心身と対話する静かな時間をお過ごしください
あなたの身体がいま動きたいと思っている方向・速度・幅で波を通し、身体の現在地から心身のつながりを深めます
あなたの身体の中にある「今もっとも必要なこと」「いま伸びたいと思っている芽」をそっと後押しします