一日一話– tag –

小さい頃は大嫌いだった「説教くさい大人」に、親になったら自分もなっていました。説教くささを手放そうとする中で気づいた、人と人の関係性というものについて。

せわしない今の時期、体調を崩したり、気持ちが落ち込んだりする方が多いように思います。目まぐるしい時期には体調や気持ちが揺れても当然。そんなときはゆっくりお休みください。

先日、子供と買い物に行きました。子供の何気ない一言から、自分が買うものと買わないものを選別している無意識の判断基準が明確になりました。お子さんのお小遣い管理の方法を指導する際にも、親御さんご自身のお金の使い方を言語化してみるのはとても役に立ちます。

拙宅では子供と父親がよく言い争いをします。トゲトゲした雰囲気になるのが嫌で、いつもわたしが間に入っていました。そのときに自分が子供に向かって使う言葉に強烈な違和感があり、そこから気づいた「丸くおさめる」ことの意図について。

子供の良いところも悪いところもすべて受け止めましょう、とよく言われます。ところがこれは口で言うほど簡単ではない。自分についても他人についても、無意識に自分の価値判断で良し悪しのジャッジを下しがちです。身体の原理原則では、それならそれでOK！その理由は本文で。

物事を決められず、何でも大人に確認したがる子がいました。好き嫌いが激しく許容範囲が狭い様子が見られるため、さまざまな活動を通して、許容範囲を広げる練習をしているところです。「決めること」はとても難しいことですが、失敗してもやり直せると確信して選択する力を身に着けたいものです。

相手を自分の思い通りにコントロールしようとする関わりと、相手の主体性を尊重する関わり。この2種類の関係性は、子供と大人の間をはじめとして、あらゆる対人関係に当てはまります。さらに、他者に対してだけでなく、「自分自身」に対して行う関わりにも言えるのです。

大人が子供と関わるときの目線には、2種類あります。ひとつは、子供を自分の思い通りに変えようとする目線。もうひとつは、子供の中から自然に行動が引き出されるように "かすかに" サポートすることです。

わたしが小学生の頃は、給食の「完食指導」がありました。食べることは、頭で考えてするのではなく、身体が欲するものを受け取ること。完食の無理強いは、今では時代遅れになりましたが、「頭で考えて食べる」側面は、まだ残っているように思います。

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