775-1 ソーシャルサポートとストレス
1986年にアメリカで発表された研究では、主観的にソーシャルサポートを高く感じている子供たちはストレスが低く、ソーシャルサポートへの期待が低い子供たちはストレスが高いことが明らかになっています。
主観的なソーシャルサポートとは、自分が周りの人に支えられている、困ったら助けてもらえると感じられているかどうか、ということです。
- 元気がないとき励ましてもらえる
- 悩みや不満を相談できる
- 失敗したら助けてくれる
- 自分の気持ちをわかってくれる人がいる
- 迷ったらどうすればいいか教えてくれる
などなどを他者に対して期待できる子は、ストレス反応が低く、ストレスがあっても対処しやすいということです。
775-2 子供にとっての/自分にとっての
少し古い研究ですが、とても納得のいく研究結果ですね。
子供だけでなく大人にとっても当てはまることでもあるでしょう。
我が子にとってのソーシャルサポートは誰か?
自分にとってのソーシャルサポートは誰か?
改めて見渡してみると、あなたの身の周りの人間関係がもっと立体的に見えてくるかもしれませんね。
775-3 特に困っていなくても
困ったときに助けてもらえる先があるのはもちろんありがたいことですが、特に困っていなくても、何気ない交流を通してお互いに支え合える相手があることも、とても大切だと思っています。
日頃から上手に肩の力を抜いて、ストレスが形になる前に解消していくことにもつながりますし、
そもそも困ったときに素直に相談できるのは、そのままの自分をありのままに受け止めてもらえるという信頼関係の土台があってこそです。
ギリギリの限界まで自分で抱え込みがちな方は、「普段から何気なく話せる相手」を、ご自身のソーシャルサポーターとして心の中に登録しておくと、ちょっと気が楽になるかもしれませんね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
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