736-1 子供がやることを些細なことと思わないように
療育の勉強を始めたばかりの頃に感心したことが一つあります。
それは、「子供がやることを些細なことと思わないようにしよう」ということ。
小さな子供がちょっとしたことで泣いたり怒ったりするとき、大人の目からは些細な理由に見えても、本人にとっては大切なことだったり、大きすぎて対処しきれないことだったりするのだから、大人の価値観で決めつけず、子供の感覚に寄り添って支援するのが大切ですよと、そんな内容です。
なるほどそういうふうに考えるのかと、印象深く受け取った当時のことを覚えています。
療育に関わる方々や、育児・教育・支援経験の豊富な方々は、この感覚を自然にお持ちのことが多いように思います。
736-2 自分のことになると?
ところで、子供のことに関しては、子供の訴えを些細なことと捉えない行動原理が染み込んでいる方々であっても、自分自身のことになると途端にないがしろにしがちです。
たとえば、
「たいしたこともしてないのに、なんだか疲れたなあ」
「今日は少ししか作業ができなかったから、もっと頑張らなきゃ」
なんてこと、よく、言ったり聞いたりしませんか?
「たいしたこともしていない」「少ししかできなかった」と頭から決めつけていますが、本当にそうでしょうか。
同じことを子供たちに向かって言うと考えると、どうでしょうか。
「たいしたこともしてないのに、もう疲れたの?」と、誰かに向かって言うことを想像してみると??
736-3 身体と心の現在地を大切に
何が「たいしたこと」で何が「少ししか」なのか、大人は思考で決めつけがちですが、身体が疲れたと感じているならば心身にとっては「たいしたこと」を経てきた証拠だし、「少し」は相対評価でしかありません。
ちょっとしたこと、些細なこと、小さなこと、、、
他者に対しては寛大で公平に俯瞰できるのに、自分のことになると過小評価して自分で自分を追い詰める人は少なくありませんね。
「たいしたこと」をやったかどうかはどうでもいいんです。
自分の身体と心が今いる現在地をちゃんと感じてあげること。
それが一番、身体と心が喜ぶことです。
身体と心が素直に喜ぶ時間をお探しの方には、バランスセッションをお勧めしています。
よろしければどうぞ。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
身体の現在地を認識する
心と身体のバランスを整える
身体からのメッセージを受け取る
心身と対話する静かな時間をお過ごしください
あなたの身体がいま動きたいと思っている方向・速度・幅で波を通し、身体の現在地から心身のつながりを深めます
あなたの身体の中にある「今もっとも必要なこと」「いま伸びたいと思っている芽」をそっと後押しします