733-1 自分さえ我慢すればいい?
お母さんという立場の方は、
自分さえ我慢すればいい
が染み込んでいる方が多いように思います。
ご家族の人間関係の中でご自分の意見を主張することを控えたり、食事の支度でも、きれいに焼けたものをご家族に渡してご自分には焦げたものを取ったりなど、
ほんの小さなことのようですが、家庭という小さな社会が動いていく中で、土台を支える側に回っている方が多くいらっしゃいます。
733-2 お母さんが抱きがちな危険な考え
未就学の幼児さんで、感情のコントロールが未熟で蹴ったり叩いたりする子がいました。
家の中でも外でもそうやって感情を表現する子だったのですが、その子のお母さんは保育園でのお友達とのトラブルに疲れ切ってしまって、「家の中でやってくれる分には構わない」とおっしゃるようになりました。
私を叩いて気が済むならそれでいい、外でトラブルを起こさなければいい
これはとても危険な考え方です。
もしこの親子さんがこのままいくと、思春期以降には親子関係が大変なことになります。
733-3 自分を一番に優先するとしたら?
お母さんが一歩引いたところにいてくださるおかげでその場の空気や環境が調和しているということもあるかもしれません。
でも、お母さんが我慢することで成立する環境はやっぱり片手落ちです。
身体の原理原則では「まずは自分」が鉄則です。
自分が我慢したところからスタートする関わりはお互いに居心地の悪いものになります。
居心地の悪さは相手の反発や抵抗や攻撃を引き出します。
家庭の中で何かがうまくいっていないときは、まずはお母さんが自分自身を大切にしてあげてください。
自分を一番に優先するとしたらいま何をやりたいか?どう行動するか? を考えてみてください。
そこから動き出すものがきっとありますから。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
身体の現在地を認識する
心と身体のバランスを整える
身体からのメッセージを受け取る
心身と対話する静かな時間をお過ごしください
あなたの身体がいま動きたいと思っている方向・速度・幅で波を通し、身体の現在地から心身のつながりを深めます
あなたの身体の中にある「今もっとも必要なこと」「いま伸びたいと思っている芽」をそっと後押しします