メンヘラ気質を変えたいMさん。頑張っているのになぜかうまくいかない。その理由は？

最近彼氏ができない！？ Mさんのお悩み

メンヘラ気質な自分を変えるために努力を続けておられる30代女性のMさん（※メンヘラとはあくまでご本人の自称であります）から、こんなメッセージをいただきました。

ご本人のご快諾をいただき、一部編集の上、シェアさせていただきます。

瀧本さーん
メンヘラ爆裂の時の方が彼氏できていたのに、最近全滅です笑。

でもこう言う結果なのは自分が “そうしたい” から望み通りになっているんですかね。。

去年別れた元彼まではまだ受け身なところもあり、お試し行動したり、気を引かせようとしたりとめんどくささ爆発させていたのに。。笑

（中略）

お金も恋愛も安心したいのにできないのは、自分の中に “ある” と思えていないのも要因かなとも推察しております。

つい癖で思考をグルグルさせてしまって今日の2回目のデートもなんとも言えないと言われ撃沈していますが笑涙

とことん自分と向き合っていくチャンスだと捉えてどんな自分もいていい、と排除、ジャッジする必要はないことを教えてもらってるのだと思うことにします。

メンヘラさんは心の傷を刺すのがうまいからモテる

さて、いわゆるメンヘラさんたちがモテるのには理由があって、一般的にメンヘラの人は相手の庇護欲を刺激したり、心の傷を刺したりすることが得意なんですよね。

ですから、短期的な関心を引き寄せることは簡単です。

でも、お互いに傷つけ合ったり、依存し合ったりするような関係になってしまうので、長期的にはうまくいきません。

メンヘラさんは確信が深いからモテる

もう一つの理由は、確信の深さです。

メンヘラさんたちは、メンヘラとしての自分に確信が深いことが多いのです。

人は、確信の深い人に引き寄せられます。

質量が大きい物質ほど大きな引力が発生する「万有引力の法則」と同じことで、その人が抱いている確信が深く大きいほど、大きな引力が発生して、周囲の人を惹きつけるのです。

狂信的な人に信者が集まったり、マニアにファンが多かったりするのも、そういうことですね。

Mさんに今は彼氏ができない理由

冒頭でご紹介したMさんが、仮にご本人のおっしゃる通りメンヘラさんだったとするなら、人生の長い時間をかけて「自分はどうせメンヘラなんだ」と深く確信しておられたのではないかと思います。

メンヘラさんは、「メンヘラとしては」うまくいきますが（短期的にはすぐ彼氏ができる、など）、自分の望むようにはうまくいかないので（トラブル続きですぐケンカ別れする、など）、「ほらやっぱり私はメンヘラだ」と、ますます確信が深まっていきます。

Mさんは、そんな自分がいい加減イヤになって、自分を変えたい、別の自分になりたい、と努力して、着実に変化を見出しておられるわけですが、人生の歴史としては、メンヘラだった時間のほうが長い。

新しい自分としての生活も、うまくいったりいかなかったりするので、新しい自分にはまだそれほどの確信がないはずです。

その状態では、彼氏を探すのもうまくいかなくても当然かな、と思います。

今は微調整の時期

新しい自分への確信が深まれば深まるほど、引力＝人間的な魅力も増すので、多くの人を惹きつけるようになるでしょうし、しかもそこで出会えるのは、メンヘラ時代とは全然違うタイプの人であるはずです。

ですから、Mさんは、ひとまず今は焦らず、行動しながら、自分の心が生み出すものと現実とをすり合わせ、微調整していかれれば良いだろうな、と思っているところです(^ ^)

身体の位置と頭の位置がズレている期間がある

Mさんが素晴らしいのは、行動をし続けているところです。

自分のステージが変わるときは、身体から変わるときと、頭から変わるときがあります。

Mさんの場合は後者で、頭で「今までの自分を変えたい」と決めて、身体のほうを連れていこうとしています。

変化している最中は、今まで自分がいた場所と、頭が目指している場所とがズレた状態になります。

ここがズレていると、いろいろな違和感が出てきます。

「思ったようにうまくいかない」
「ものすごく疲れる」
「決めた通りに行動できず、つい怠けてしまって自己嫌悪」

などなど。

違和感は大切な手がかり

この違和感は、実はとても大切なものです。

なぜなら、人は、違和感を手がかりにして行動するからです。

たとえば、Tシャツを後ろ前に着たとき、自分ではそうと気づいていなくても、（なんか首が苦しいな）（妙にチクチクするな）と違和感を覚えませんか？

で、チクチクするところを触ってみたら、シャツのタグが手に触れて、それでシャツが後ろ前だったことに気づく、なんていう経験がないでしょうか。

苦しい・チクチクするという違和感が、首元を探ってみるという行動を生み、その結果、シャツの後ろ前が正されるという現実の変容につながります。

行動することで現実が変わる

違和感→行動→現実変容

このループを繰り返して、人は成長していきます。

Mさんが、たとえ彼氏ができなくても諦めずに行動しているのが素晴らしいというのはこの点で、行動すれば必ず現実が多少なりとも変わります（自分には気づかないくらいの小さな変化であることが多いです）。

その小さな変化が積み重なって、いつの間にか現実が大きく変わっていきます。

すぐに変わらなくても諦めないで！

変化している最中は、行動しても、うまくいくことばかりではありません。

そんな中で、どうすればうまくいくのか、工夫して行動や考え方を微調整していくことで、頭が目指す場所と身体がいる場所がだんだん噛み合うようになっていきます。

Mさんが、彼氏ができないことにがっかりして、「やっぱり私なんてダメなんだ」と立ち止まったとすると、現実の変化もそこで止まります。

立ち止まることも、それはそれで一つの大切な選択肢ではありますが、Mさんは強い意志で行動し続けているので、いずれ現実のほうも、じわじわと変わってくるのだろうなと思います。

自分の「確信」について気づいたこと

さて、Mさんのメッセージを拝見しながら、ふと思ったことがあります。

それは、わたし自身の「確信」についてです。

その話は、また次のブログに書きますね。

それでは、また！
いつもあなたに明るい風が吹きますように。