452-1 ▼ 距離がある五感、距離がない五感
先日、整体の師匠がこんなことをおっしゃっていました。
人の五感のうち、見る・聞く・嗅ぐことは「距離がある」、というのです。
確かにこれらの感覚では、すべて自分から離れたところにある情報をキャッチしています。
一方、触ることには「距離がありません」。
自分の皮膚が触れたものを感じるのだから、距離はゼロですね。
ところで、人が悩んだり焦ったりするときは、「自分より遠いところにある物事」について気に病んでいるものです。
たとえば過去の後悔や未来の心配(時間的な距離)、誰かとの関係性(空間的な距離)、などなど。
452-2 ▼ 五感の性質にもとづいて心のざわつきを鎮める
“今ここにいる自分” から時間的にも空間的にも「距離がある」物事に心を置いていると、それが往々にして悩みや不安に変じていくのですね。
いま現在の自分自身を認識して、自分自身との距離がゼロに近ければ近いほど、そういう悩みは生まれません。
逆に言えば、悩みや焦りや不安を鎮めたい時は、いま現在の自分自身に心を向け直して、距離をゼロに近づけると良いということですね。
五感の性質にもとづくと、いま現在の自分自身を認識する=自分との距離をゼロにするための最善の方法の一つは、触覚を活用することです。
手のひらワークで自分の肌に触れてあげたり、お子さんやご家族やペットを抱きしめたり、といったことで皮膚の感覚を味わってみてください。
452-3 ▼ 手のひらワークをオンラインで
すると、いつの間にか悩みが念頭から消えていたことに気づかれるかもしれません(^ ^)
ところで、五感のうちでも味覚については師匠は言及されなかったのですが、距離という観点でいくと、飲んだり食べたりして自分の内側に取り込むわけですから、味覚の距離はゼロよりもっとこちら側なのかもしれませんね。
自分もきちんと検証したわけではないので確かなことは言えないのですが、食べるものによって感情が変わるという話もあるようですし、飲食も何か大きな可能性を秘めているのかもしれませんね(^ ^)
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分で自分を大切にする
自分らしく生きることが美しいという時代へ
心と身体のつながりを深め、身体は健康に、心は穏やかに
こういう時代だからこそ、本当に大切にしたいものを選びましょう
自分の身体を心の底から信頼できるようになりましょう
自分で自分の身体をケアしてあげるにはどうすればよいのか、ZOOMでご一緒しましょう
触れ方一つで身体への影響は大きく変わります
あなたがもともと持っているのに気づいていない身体の力を体感してみてください