694-1 「嫌だ」を主張できるようになったら次は
近所のスーパーで、小さなお子さんがかんしゃくを起こして泣いているところに行き遭いました。
事情はわかりませんが、かなり長いこと嫌だ嫌だと叫び続けていましたので、よほど何かが嫌だったようです(^ p ^)
「嫌だ」を主張できるのは、大切な成長の第一歩ですね。
次は「では、どうしたいのか」を説明できるようになりたいところです。
言葉で話せなくても、大人が提示した選択肢を選ぶだけでも立派です。
694-2 不快が快に変わる体験を
このとき、自分がどうしたいのかを自分で思いつけない・わからない子もいます。
何をしたいかがわからないと、選択肢を見せられても選べません。
そういうときは、無理に先に進ませようとしなくていいと思っています。
その場合は、とにかく「他者が関わることで快の感覚を得られた」という体験を積み重ねてあげましょう。
一人では「嫌だ」の気持ちをどうにもできなかったけれど、大人と一緒なら「嫌だ」が薄れた・なくなった、という体験が大切です。
関わり方としては、言葉でアプローチするよりも、抱きしめる、肌に強めの圧をじんわりかけてあげる、手や脚をさする、背中をトントンと叩く、好きなものに触れさせるなど、その子が落ち着く感覚的な刺激を与えてあげると良いでしょう。
694-3 自分は何をしたいのか
自分が何をしたいかがわかっている人は、大人でも実は少数派です。
大人は毎日何かしらの行動を取っていますが、したいからやっているというよりは、ルーティンをこなしているだけという人のほうが多いのですね。
そういう場合、何かが嫌だ、何かが不満だと感じていたとしても、ではどうしたいのか? の答えは、なかなか出てきません。
そういうときは、今の段階で少しでも自分が居心地よくいられる状況を探してみることをお勧めします。
「今ここではないどこか」は、「今ここ」を大切にすることでしか、見えてきませんから。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
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