577-1 ▼ 仮面の多い子、少ない子
融通が利かないタイプの子供たちがいます。
誰に対しても歯に衣着せずにものを言ったり、空気を読まない言動をしたり、間違いを決して許せなかったり、などなど。
人は、誰かと一緒にいるときには少なからずその相手に合わせた仮面をかぶるものですが、こういうタイプの子たちは、仮面の手持ちが少ないとも言えます。
その逆に、仮面がたくさんありすぎて悩む子供たちもいます。
Aさんの前ではこういう自分、Bさんの前では別の自分、という使い分けが上手すぎて、どれが本当の自分だかわからなくなってしまうのですね。
577-2 ▼ 仮面をかぶるのが上手すぎるのもまた悩み
融通が利かないタイプの子に対する支援は、幸い広く知られつつあります。
お友達とトラブルになったりして、社会的な課題が目につきやすいからでしょう。
一方で、仮面をかぶるのが上手な子は、課題が表面化しないので、大人の支援が及びにくいところがあります。
問題が深く沈み込んで、のっぴきならないところまで行きついてから、ようやく支援が始まることも珍しくないようです。
子供たちだけでなく大人たちの中にも、仮面をかぶるのが上手すぎて悩んでいる人はたくさんいますね。
577-3 ▼ どの仮面が正解なのか?それは
悩みが生まれるのは、正解の仮面を決めようとするからです。
正解を求めると、それ以外が不正解になってしまいます。
でも、本当は、どの仮面の自分もすべて自分です。
気に入らない仮面を捨てる必要もなく、どれか一つに絞ろうとする必要もなく、無理に複数の仮面を持とうとする必要もなく、その時に一番自分の人生が進む仮面をかぶれば良いだけなのですね。
今日は漠然としたメッセージになりましたが、必要な方に届けば良いなと思います。
ご自身だけでは前に進めないと感じるときは、ご遠慮なくメッセージくださいね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
- 療育のセカンドオピニオンが欲しい方
- 一般的な療育支援分野とは違う角度からアドバイスが欲しい方
- 漠然とした不安や言葉にしづらい”何か”があってクリアにしたい方
ぜひ一度「オンラインセッション」にお声掛けください。
育児・療育は親子の育ち合いです。
お子さんのお話だけでなく、親御さんのお話を伺うことも大切な時間です。
うまく書けない・しゃべれないと思う方もご安心ください。
ゆっくり丁寧にあなたの中にある”何か”を引き出します。