573-1 ▼ 春先の身体の特性
先日、「最近は身も心もボンヤリ、モッサリとして身動きがとれない感じがする」と書きました。
整体の師匠(先日動画をご紹介した津田先生)との雑談の中でふとその話題が出たのですが、先生がおっしゃるには、それは春先の身体の特性から来ているかもね、とのことでした。
先生によると、春は骨盤が開いていくのだそうです。
たとえば花の芽は、冬には固い外皮をかぶって縮こまり、春先になるとほころんできますね。
人の身体も同じように、冬にキュッと内側に縮こまった身体(=骨盤が閉まっている)は、春になると開いていくのだとか。
骨盤が閉まった状態というのは、内側に集中する状態です。
キリッと、ギュッと、テキパキ、ジーンと痺れるような。
骨盤が開いた状態というのはその逆で、外側に広がる感じです。
ゆったり、のんびり、ふんわり、ちょっとモゾモゾするような。
573-2 ▼ 身体の変化に乗っていく
冬の身体が「集中して」「テキパキと」活動していたのが、春になって「ゆったり」「ふんわり」モードに入ったら、今までのようには動きにくくなります。
その落差を「モッサリする」「身体がだるい」「身動きがとれない」などと認識していたのだと思います。
毎日がんばっている社会人はどうしても、モッサリしているのは良くない、集中できるように頑張ろう、という方向に行きがちですが、身体の原理原則から見れば、春に向かおうとしている身体の変化にうまく乗ってあげるほうが自然の理に適っています。
津田先生から、ある体操をご教示いただきました。
骨盤を春らしく開こうとしている身体をこの体操で誘導してあげることで、季節により良く順応して過ごしていけるかもしれないとのことです。
やってみたところ、身体が「ありたいところに落ち着いた」感じがあります。
身も心もゆったりとして、身体が周囲に向かって溶けていくような解放感です。
モッサリする、だるいといった感覚を、どちらかというとネガティブな違和感として受け取っていたのが、必要な変化だと認識できて、気にならなくなりました。
573-3 ▼ 柔軟にバランスを取る生き方
最近いつもだるい、頭がボーッとする、調子が出ない、などと感じている方はおられますか?
もしいらしたら、瀧本と同じように「春だから」そう感じているのかもしれません。
この体操をやってみたい方がいらしたら、先生の動画をシェアしますので、LINEでメッセージください。
(体操自体はごく簡単ですが、相当マニアックな内容です(笑))
季節が動けば、人の身体も動きます。
その変化に逆らって常に一定の動きをしようとするより、変化に乗って柔軟に対応できるほうが、よほどバランスの取れた生き方だろうと思います。
育児療育も、家事も仕事も人間関係も、全部同じことなのでしょうね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
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