464-1 ▼ 親は子供のために我が身を犠牲にすべきなのか?
日本では、誰かが誰かのために我が身を犠牲にすることが美談として受け取られがちです。
特に親子関係では、「親は自分を犠牲にして我が子を支える」という図式が当たり前のように刷り込まれてきたように思います。
最近はだいぶそのイメージにも手が入り始め、保護者へのサポートも強化されてきました。
が、完全に浸透しきるところまではまだまだ距離があります。
464-2 ▼ 本来の力を発揮するあり方
身体の原理原則では、どこか一か所が無理を引き受けて頑張る状態だと、本来の力を発揮できません。
野球のボールを投げる時も、腕だけで投げるのと、肩から投げるのと、肋骨から投げるのと、脚からの力を伝えて投げるのとでは、ボールの威力や身体の反応がまるで変わってきます。
家庭内の人間関係も同じです。
大人が一人で頑張るのか?
二人以上の大人が頑張るのか?
子供だけが頑張るのか?
大人と子供が互いに頑張りを調整し合うのか?
地域の皆で調整し合うのか?
などなど
状況によって、関わる一人ひとりの力の発揮の仕方が大きく変わってきます。
464-3 ▼ つながりの中で捉え直す
大切なのは、どこまでのつながりの中で物事を捉えるか、ということです。
もちろん、親御さんが一人で頑張ることが必要な場面もあると思いますし、それが悪いことだと言っているわけでもありません。
でも、もしそれがご自身にとってしんどいようなら、ポジションチェンジを検討する余地もあるのかなと思います。
自分が犠牲になることだけが育児のやり方ではありませんから。
腕だけで投げていたボールも、ちょっと捉え方を変えれば、大地の力を借りながら脚から大きく投げることができるようになります。
育児・療育というイベントを、もう少し広いつながりの中で捉え直してみてください。
具体的な一歩を踏み出したい方は、どうぞ相互循環セッションにいらしてみてくださいね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
身体の現在地を認識する
心と身体のバランスを整える
身体からのメッセージを受け取る
心身と対話する静かな時間をお過ごしください
あなたの身体がいま動きたいと思っている方向・速度・幅で波を通し、身体の現在地から心身のつながりを深めます
あなたの身体の中にある「今もっとも必要なこと」「いま伸びたいと思っている芽」をそっと後押しします