451-1 ▼ 「周囲にあるもの」を活用する
前々回から、コミュニケーションの本質は、「用件そのもの」ではなくその「周囲にあるもの」にこそ隠れている、ということを書いています。
▼ 前々回の記事はこちら
子供たちのやりとりの実例から見る、スムーズなコミュニケーションに大切なこと
https://sanrindou-members.com/go/6091/
▼ 前回の記事はこちら
お子さんにコミュニケーションを教えるときに注目したいこと
https://sanrindou-members.com/go/6098/
この「周囲にあるもの」は、身体の原理原則を使って体感できます。
たとえば三輪堂の相互循環セッションでも、「周囲にあるもの」を活用しています。
451-2 ▼ 施術=用件そのもの、タオル=周囲にあるもの
相互循環セッションでは、身体にかけるためにバスタオルを2~3枚使うのですが、このタオルのかけ方・外し方にも、繊細な勘所があります。
タオルをかけたり外したりすることは、施術そのものとはあまり関係ないように見えるでしょう。
でも実は、タオルをいかに扱うかで、施術の効果や力が大きく変わるのです。
前回・前々回の例に出したリンゴやシールのような「用件そのもの」が施術だとすれば、「周囲にあるもの」がタオルの扱い方です。
前々回のエピソードに出てきたA君が「タッチの差で早かった」と言ってくれたおかげでお友達がスムーズにシールをやりとりできたのと同じです。
「周囲にあるもの」が滑らかに連続しているときは、自然すぎてそれが存在していることにすら気づかないけれど、「周囲にあるもの」がブツリと途切れると、お友達の感情や身体の感覚に強い波立ちや違和感が生まれます。
451-3 ▼ タオルで体感実験
タオルをかけたり外したりすることがどれほどの影響を与えるかは、簡単に体感できます。
たとえばウツラウツラと眠りかけている人にタオルをそっとかけて、そのタオルを以下のように外してみてください。
パターン1.
周囲の空気に波風を起こさないような・豆乳の上に張った湯葉をそっと引き上げるようなイメージで、そっと外す
パターン2.
遠慮なく、力いっぱい、ガバッと引っぱがす
1と2でどんな差があるか、ぜひご自身で確かめてみてくださいね!(^ p ^)
上手にできると、なかなか面白い結果になるのではないかと思います。
ここまで三度にわたって書いてきた、コミュニケーションの「周囲にあるもの」を身体で感じてみたい方は、相互循環セッションにもぜひいらしてみてくださいね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
身体の現在地を認識する
心と身体のバランスを整える
身体からのメッセージを受け取る
心身と対話する静かな時間をお過ごしください
あなたの身体がいま動きたいと思っている方向・速度・幅で波を通し、身体の現在地から心身のつながりを深めます
あなたの身体の中にある「今もっとも必要なこと」「いま伸びたいと思っている芽」をそっと後押しします