424-1 ▼ 自由研究を触ってはいけない!?
拙宅の子供が通っている小学校では、夏休みの自由研究や作品を手で触ってはいけない、というルールになっているのだそうです。
自分の作品を自分で触ることも控えるように指導されるのだとか。
では研究や作品をどうやって他の人に見てもらうのか? というと、タブレット(学校から一人一台支給)で写真を撮って、それをクラスの共有フォルダにアップロードして、それを見るのだそうです。
いやはや、時代ですねえ。。。
こうしてIT機器を使いこなすことが当たり前になっていくと、物事の見方や思考の方向性、発想の形などが、従来のものとは大きく変わっていきそうですね(^ ^)
424-2 ▼ 肌で触れることの大切さ
ところでわたしが気になったのは、「手で触ってはいけない」という部分です。
感染症の広がりを防ぐための苦肉の策ということは理解できますし、そうまでして努力してくださっている学校の先生方のご尽力にはただもう頭を下げるのみです。
が、人は身体を使って生きています。
どんなにIT技術が進化・深化しても、人の在り方の基本が身体そのものであることは変わりません。
肌に触れて初めて味わえるもの、身体で感じて初めて表現できるものがあります。
今わたしたちが頭でいろいろなことを考えていられるのは、それ以前に身体で蓄積してきた体感があるからです。
たとえば感覚過敏があって周囲のモノに触れたがらないお子さんは、その後の認知や身体操作の発達に影響が出ます。
肌で味わう体験がいかに重要かという一例です。
424-3 ▼ 身体と信頼感の相関関係
たとえば昨日の記事で書いた「信頼感」の育みにも、身体性は大きな影響を及ぼします。
昨日の記事はこちら
発達障害の二次障害を防ぐための3つの観点
https://sanrindou-members.com/go/5872/
ものすごく単純化して言うと、自分の身体を大切にできる人は、自他への信頼感が高く、自分の身体の声を無視したり雑に扱ったりする人は、自他への信頼感もそれなりです。
相互循環セッションなどで身体に触らせていただくと、その方の精神的なありようと身体的な表現は非常に似通っていて、心身の相関関係への確信は日々深まっています。
そんなわけで、マスクで口元を隠したり身体的な接触が減ったりすることの影響も、じっくりと見守っていけたらと思っているところです。
念のため、今回の記事は、感染症の蔓延を防ごうとする努力を否定するものではありません。
昨今の感染症に対する考え方は人それぞれ、その人なりの意見があって良いと思っています。
どのような意見であれ、その人自身の心身が最も安心するやり方を採用すればいい。
そうしてこの時代を皆で共に生きていきたいなと、いつも思っています。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
身体の現在地を認識する
心と身体のバランスを整える
身体からのメッセージを受け取る
心身と対話する静かな時間をお過ごしください
あなたの身体がいま動きたいと思っている方向・速度・幅で波を通し、身体の現在地から心身のつながりを深めます
あなたの身体の中にある「今もっとも必要なこと」「いま伸びたいと思っている芽」をそっと後押しします