342-1 ▼ 自分を理解するというイメージ
前回は、セルフアドボカシーという用語をヒントに、自分を理解する大切さについて書きました。
前回の記事はこちら
セルフアドボカシーの概念から考える、自由に生きるということ
https://sanrindou-members.com/go/5192/
自分を理解するというと、多くの方がイメージされるのは、「自分についての情報を知る」ということではないかと思います。
まずは自分の名前、性別、
両親・兄弟・祖父母などの名前、
自宅の住所や電話番号、
そして自分の好きなもの、嫌いなもの、得意なこと、苦手なこと、
やがては過去に紐づいた感情や経験値、未来への展望、、、、
といったような、「自分はこういう人です」と言葉で誰かに説明できるような情報を把握していくことが「自分を理解する」ことというイメージで捉えやすいでしょう。
342-2 ▼ 自分の身体を大切に扱うことも自分を理解すること
それももちろんとても大切なことです。
できないよりはできたほうが絶対に良いことは間違いないので、小さいうちからゆっくり練習していけると良いですね。
と同時に、自分自身というものは、言葉で説明できる情報だけでは成立しません。
思考で捉える情報とは別に、この「身体そのもの」も、とても大切な自分自身です。
自分を理解するという概念に、「自分の身体を大切に扱う」ということも含めて捉え直してみていただきたいなと思います(^ ^)
身体を丁寧に扱えば扱うほど、身体を通した自分自身というものがよりよく見えてきます。
特に発達に特性のあるお子さんは身体への意識が薄いことがありますから、ぜひ親御さんもご一緒に、自分自身の身体を大切にする時間を持っていただきたいなと思います。
342-3 ▼ 身体から深まる自己理解
大人自身も、意外と身体を大切にできていなかったりします。
身体を大切にするのは難しいことではありません。
お風呂に入りながらゆっくり自分の身体を撫でてあげるとか、のどが乾いたら我慢しないで水を飲むとか、そういうことだけでも大丈夫。
以前にも、身体を大切に扱う方法の一つとして、たとえば丁寧に料理したものをゆっくり食べるといったように、自分が丁寧に発信したものを丁寧に受信するという考え方をご紹介しました。
参考記事はこちら
自分で自分を満たしてあげよう
https://sanrindou-members.com/go/5178/
日常生活のあらゆる瞬間に、自分を大切に扱う機会はあります。
人は死ぬまで生きています。
生きていくためには必ず自分の身体がともにあります。
どんなに身体を乱暴に扱っても、身体はついてきてくれるし、どんなに絶望して、いっそ死んでしまいたいと思ったりするときも、身体はそばにいてくれます。
その身体を大切に丁寧に扱っていると、「自分自身」というものの理解が、今以上に深まっていきますよ(^ ^)
セルフアドボカシーも、その上で改めて考えてみると、また違ったように見えてくるだろうと思います。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
身体の現在地を認識する
心と身体のバランスを整える
身体からのメッセージを受け取る
心身と対話する静かな時間をお過ごしください
あなたの身体がいま動きたいと思っている方向・速度・幅で波を通し、身体の現在地から心身のつながりを深めます
あなたの身体の中にある「今もっとも必要なこと」「いま伸びたいと思っている芽」をそっと後押しします