こんにちは。三輪堂です。
面白く生きる連載、190通目です。
190-1 ▼ 現金で切符を買う練習
書こうと思ったきっかけは、我が子が案外と現金の使い方をわかっていないことを知って驚いたところからなのですが、それは親の自分がクレジットカードやスマホの電子決済ばかりを使っていたからだと気づき、あれ以来、できるだけ子供が現金を使う機会を設けることにしています。
今日は駅で切符を買いました。
普段はほぼ100%、ICカードで電車に乗り降りしているもので、切符関係の知識もだいぶ怪しい感じでした。。。
料金表の見方、子供用の切符はどのボタンを押すか、どの金種の硬貨を入れるか、買った切符をどうやって使うか、そんなところから一つずつ確認しましたが、何回もやらないと忘れそうです。
190-2 ▼ 金種の選び方
特に難しいのは、金種の選び方ですね。
多くのお子さんがつまずくポイントです。
たとえば160円の切符を買う時に、160円をぴったり出すか、100円玉をふたつ出すか、50円玉ひとつに10円玉を11枚出すか、500円玉を出すか・・・
などなど、支払い方はいくらでも考えられるわけですが、このあたりの最適解をとっさに導き出すのは、どんなお子さんにとっても結構難しい。
うちの息子の場合は、「160円ちょうどがなければ200円でいける」ということはだいぶ身に付いてきたように見えます。
100円玉以外の金種を自由自在に使いこなすまではもう少しかかりそうですが、まず200円で160円を丸めることを身に着けただけでも第一歩だろうかなと思います。
190-3 ▼ 身近なものとして扱うところから
子供が財布の中から小銭をつまみ出す様子を見ていると、100円玉に対する親近感が伝わってきます。100円玉にはすぐに指が行くのに、他の金種はかなり迷うか、全く触らないかのどちらかです。
息子が比較的スムーズに100円玉を使いこなせるようになったのは、これまでに自動販売機やガチャガチャで100円玉を使ってきた経験があるからだと思います。
人は、自分にとって馴染みのあるものほど、無理なく自由に使えるものですよね。やはりお金も例外ではないのだなと改めて実感できました。
何事につけ、身に着けたい、自由に使いこなしたい、わが物として扱いたい、といった物事があるならば、【まずはそれを身近なものとして扱う】というところから始めるのが近道なのでしょうね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。