こんにちは。三輪堂です。
面白く生きる連載、191通目です。

191-1 ▼ 「私の話をしてごめんなさい」

療育のご相談を伺っていると、お話の内容はしばしば、お子さんの困り感や課題についてだけでなく、親御さんご自身のことになっていきます。

こういう時、親御さんは、「療育の相談なのに私の話をしてしまってごめんなさい」などとおっしゃってくださることがあるのですが、

まったく問題なしです!

大事なことなのでもう一度書きますが、

まっったく、問題なしです!!

あちこちで何度も書いておりますが、わたしは

療育の知恵は人生の知恵
療育相談は人生相談

だと思っています。

育児、療育という活動を通して、親御さんはお子さんに向き合われ、お子さんからの反射を受け取ってご自身と向き合われます。
育児中・療育中の親御さんが、ご自身を振り返る機会が増えるのは当然のことです。

191-2 ▼ 焦点よりも周囲に働きかけるほうが早くて深い

たとえばお子さんに何かの課題があってそれを解消したいと思った時に、お子さんに直接働きかけてその課題を解消しようと試みるよりも、お子さんの周囲の環境(人的・物的の両面で)に働きかけるほうが、はるかに早く根本的な改善と前進に結びつきます。

もちろん、お子さん自身への働きかけが必要ないという意味ではありませんので、そこは誤解なさいませんように。

ネックレスの鎖が絡まってしまってほどこうとする時、結び目をガチガチといじるよりも、周囲の鎖をたるませて結び目にゆとりを与えてあげたほうが、結び目が早くほどけますよね。

それと同じことで、課題のように見えている焦点に直接働きかけるより、その周辺に働きかけるほうが、より早く、より良い流れが生まれるのです。

191-3 ▼ 親御さんご自身のお話、大歓迎です

だから、親御さんのお話を伺っている時も、「~~が気になります」「~~を何とかしたいです」という、この「~~」の部分は、わたしはあまり重要視していません。

もちろん、その「~~」が解決に向かいそうなアドバイスはお伝えしていますが、そこだけを答えて事が足りるとは思っていないということです(^ ^)

ご家族のより良い毎日のために、本当に大事な「流れの勘所」は、その「~~」の周辺にこそあると思っているからです。

だから、お子さんのお話だけでなく、親御さんご自身のお話を伺えるのは、むしろ大歓迎です。「~~」の周辺にあるものを探るには、親御さんのお話の中から響きを汲み取るのが一番だからです。

ですから、療育のご相談にいらしてくださる皆さんはどうぞご遠慮なく、ご自身のお話もたくさん教えてくださいね。

ご予約のお時間はすべてあなたのお話を聞くためのお時間です。何でもご遠慮なく、気持ちの赴くままに、お話を聞かせていただければと思います。

本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。