900-1 親御さんからのメッセージ
今日は、ある親御さんのメッセージをシェアさせていただきます。
こんにちは！
広汎性発達障害、知的障害の23歳の息子がいる母親です。
以前ブログで、絵を紹介して頂きました。
作品No.10「迷路」
作品No.11「不思議な円盤」
の2点です。
その後、18歳で養護学校を卒業し、B型作業所に通っていましたが、今年1月より派遣で大手企業に一般就労しました。
障害者雇用ではなく、B型作業所から一気に一般就労した例はあまりないそうで、かかりつけ医の先生も、サポートして下さる相談員さんも驚かれています。
久々にブログを拝見し、懐かしく思いました。
ありがとうございます！
息子は子供の頃は本当に大変で、私が疲れ果てましたが、20歳を過ぎる頃からかなり落ち着いて、楽になりました。
家事の手伝いもしてくれますし、私の仕事の応援もしてくれます。
今は自立に向けて頑張っているところです。
引っ越ししまして、絵も処分してしまいましたので、掲載されている絵が嬉しかったです。
ありがとうございます。
900-2 16歳の青年が23歳になるまでの時の流れ
息子さんが描かれた絵は、以下のバナーからご覧ください。
作品No.10と11の2点です。
この絵をシェアしていただいたときは、息子さんは16歳だったはずです。
高等部に在籍されていた青年が、今はもう23歳になられたとは！
時の流れるのは早いものですね。
そして、親御さんも書かれていますが、B型から一般就労に、という転身にはやはり驚きました。
ご本人のたゆまぬ努力と、周囲の方の理解とサポートがあってのことと思います。
もちろん、どのような場であれ、働き方に優劣はありません。
その方が最も力を発揮できる働き方を選択するのが望ましいでしょう。
900-3 折り合いがつくタイミング
子供の成長は長い目で見ることが大事、とよく言われますが、毎日を一緒に過ごす親御さんにとっては、今すぐなんとかなってほしい気持ちがどうしてもあったりするものですよね。
今回のエピソードのように、お子さんがある一定の年齢を越えると急に楽になる、という話はしばしば伺います。
きっとそれは、お子さんなりに、この世の中で生きることに折り合いをつけることができたタイミングなのだろうと思っています。
もし今、育児につらい思いをしている親御さんがいらしたら、いつか来るお子さんのタイミングを待つ、という目線を持っていただけたらと思います。
同時に親御さんご自身も、ぜひご自身の世界の中でバランスを取ってみてください。
きっといつか、お子さんと親御さんとで、世の中にちょうどいいポジショニングを見つけられるときが来ますから。
それまでみんなで支え合って歩いていきましょう。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
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