お子さんの作品の「特別さ」を際立たせるために、作品に名前をつけて、多くの方に見ていただきませんか?

良い作品とは、製作者の思いがまっすぐに伝わってくるもの、作品を見る人の心が動かされるもの、のことをいうのではないかと考えています。
このギャラリーが、子供たちの作品の素晴らしさを味わい、成長を喜び合える場になればと思います。

作品を投稿していただく際には、制作当時のお子さんの年齢や状況なども書き添えていただくと、作品の背景がますます見る人に伝わりやすいと思います。
作品にはぜひ、名前をつけてあげてください。
名づけることで、作品の特別さが際立ちます。
保護者様ご自身で名づけるのが難しい場合は、よろしければわたしが代わりに名づけをさせていただきます。

※公開してほしくない情報がある場合は、その旨を明記してくださいね。

 

こちらのブログ記事もご覧ください。
このギャラリーを思いついたきっかけになった出来事です。

 

作品の投稿はこちら

 

 

作品No.1 「夜」

息子が4歳の当時に描いた作品です。
鉛筆で線を殴り描きしただけの絵ですが、「これは何を描いたの?」と尋ねたところ、「夜」という答えが返ってきました。
最初から夜をイメージして描いたというより、後付けで思いついたタイトルなのでしょうが、なかなか詩情があって素敵だなと思いました。

yoru

 

 

作品No.2 「海」

4歳の男の子の作品です。「海」をイメージして描いたそうです。
なんとなく、クジラが悠々と泳いでいるような雰囲気を感じますね。

umi

 

 

作品No.3 「船出」

2歳の女の子の作品です。なぐり描きを思う存分に楽しんだことが伝わってきますね。
朝焼けの中を堂々と進んでいく大きな船のような風格を感じます。
美しい絵ですね。

funade

 

 

作品No.4 「はやぶさ」

息子が4歳の時に描いた作品です。
相模原にある宇宙科学研究所(JAXA)に遊びに行って、ロケットの模型をいろいろ見てきました。
ここにあったガチャガチャで「はやぶさ2」と「イプシロンロケット」のフィギュアが当たりました。
その体験に影響を受けて描いたのがこちらの絵です。
「はやぶさ2」の模型を散々もて遊んだおかげで、形のイメージがしっかり身についたのではと思います。
手を使って遊ぶことは、イメージを作る上でとても大切なのですね。

hayabusa

 

 

作品No.5 「カラスの羽根」

中3の男の子の作品です。
羽根の一本一本の質感、濃淡、静かな影、、、精密な筆致が素晴らしいですね。
絵を描いた少年の目には、この羽根が愛おしくキラキラと輝いて見えていたのではないかなと感じます。

この方は独学で絵を描かれています。
2016年春には、第一希望の普通高校デザイン科に合格されました!!
彼の前に広がる青く大きな未来が眼に浮かぶようです!
夢に向けて一生懸命に進んでいかれますよう、陰ながら応援しています!

★この方が絵を描き始めてから現在に至るまでのストーリーを、お母様の手記をもとに記述した記事があります。
ぜひこちらも併せてご覧ください。 ⇒ 絵が大好きな少年の物語

絵で気持ちを表現し、感情をコントロールし、学校の外の世界に目を向け、第一希望の普通高校デザイン科にも合格!!
絵を使って新しい世界に飛び立とうとしている一人の少年のストーリーです。
療育手帳の取得や、通常級への転籍など、保護者の悩みや不安についてもお話くださっています。

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作品No.6 「秋の実りのカレンダー」

小学校2年生の女の子の作品です。
学校で製作されたものだそうです。
リンゴ、柿、栗、ブドウが並んでいます。
女の子が果物屋さんをしているのでしょうか。
秋の実りがキラキラ輝いていますね!
女の子の大きな笑顔とあいまって、とても温かい雰囲気の絵ですね。

そしてカレンダーの漢字と数字がすっごく上手!! w(@ o @)w
マスの中に収めるバランスも良いし、形も正確だし、「月」のハネもきちんと書けていますね。
素晴らしい!

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作品No.7 「怪獣」

男の子のレゴ作品です。
お母さんが歯医者で治療中に、待合室で作ったそうです。
1回では完成せず、次の治療日まで先生が作品を保管しておいてくださって、2回目の作業で完成したのだとか。
大勢の方に見守られて誕生した怪獣なんですね!

しっぽの曲線とトゲトゲ感がリアルです。
ずっと見ていると、「人を優しく見守ってくれる誠実な怪獣さん」という気がしてきます。
作った男の子の人柄が映し出されているのでしょうね。

lego-tashiro

 

 

作品No.8 「コンパスの練習」

広汎性発達障害(PDD)、多動・注意欠陥障害(ADHD)の男の子の作品です。
想像するのが苦手なので、学校の自由研究では考えて工作するものは避けていて、テーマが自由な絵画を毎年やっているのだとか。
こちらの絵は、コンパスの練習を作品にしたものだそうです。
カラフルな色合いが目に飛び込んできますね!
色の配置も、円の大きさや配置の密度も、素晴らしいと思います。
一つひとつ考えて描いたというより、直感で製作したのでしょうから、天性の色彩感覚・バランス感覚があるのでしょうね。
中央の同心円がまるで太陽のような存在感です。
この部分の細かい色塗りなど、大変だったろうなあと思います。
これを根気強く完成させる力は一つの才能ですね。

20140820

 

 

作品No.9 「どっかーん」

NO.8と同じ男の子の作品です。
こちらは、定規の練習を作品にしたものだとか。
自由研究や工作が苦手なお子さんは多いと思いますが、こんなふうにコンパスや定規の練習を絵画作品にするというのも面白い方法ですね。
それにしてもこの子の色彩感覚は本当にすごいなと思います。
中央にある円に近い多角形の、赤と黄の配置や、白を1箇所だけ差し込んだところなど、実にニクイですね!
色を扱う職業にも道がつながりそうです。
とても楽しみですね。

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作品No.10 「迷路」

広汎性発達障がいの男の子が10歳の頃に描いた作品です。
実に美しく繊細な線ですね。
まるで海の底の世界のようにも感じます。
植物のような有機的な線がとても魅力的な作品だと思います。
右上の、茶・紫・赤・緑・・・などのカラフルな線が描いてあるあたりなどは特に完成度が高く、じっと見ていると吸い込まれそうで、目が離せません。
恐らく色鉛筆で描かれていると思うのですが、極細のサインペンなどで描くのもまた違った味が出て素敵になりそうですね。
テキスタイルやポスターなど、商業デザイン・アートデザインにも発展させられそうです!

保護者様からのコメントがこちら。

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「本人は迷路のつもりで描いていたようです。絵は全くだめで、形を捉えることがなかなか出来ません。
小学校の支援級では形を捉える練習もしましたが、描くのはこういう絵ばかりでした。
最初は私はがっかりしていたのですが、この子の個性だと思い、こういう絵でも良いかなと思えるようになりました。」
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現在、こちらのお子さんは養護学校の高等部1年だそうです。
小さい頃の絵はどんなものでも温かい思い出になるものですが、こんなに素敵な作品ならばなおさらですね!
大きくなった今はどんな絵を描かれているのかな?
自信作ができたら、また拝見したいものです。

jurebi

 

 

作品No.11 「不思議な円盤」

NO.10と同じ男の子の作品です。
続報をいただきました!

小学校6年生の時、市の展覧会で入賞した作品だそうです。
NO.10の絵を描いていた頃は形を捉えるのが苦手だったのが、数年間の練習によって、写真などを見て形を捉えられるようになってきたとのこと。
NO.10の線も素敵でしたが、こちらの絵もなんとも言えない味わいです。
色が実に美しい。
なんとなく中近東っぽい雰囲気を感じる建物が描いてありますが、異国情緒を高めているのは色彩ですね。
全体の形と色がぴったりマッチして、えもいわれぬ「雰囲気」を作っています。

この作品の一番すごいところはこの「雰囲気」だと思います。
建物や木を塗っているモスグリーンのような色と、地面や空を塗っているややくすんだ水色が、もし違う色だったら、きっとこの作品の味わいは消えていたでしょう。
入賞作品というのもうなずけます。
円盤の発光や、屋根の色のにじみなど、水彩画のよさも大きく活きている作品ですね。

保護者様からのコメントがこちら。

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担任の先生がとても前向きな先生でいらしたので、やればその子の能力に応じて出来るという事、諦めないという事を学ばさせていただきました。
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そう、私たちは誰でも、「やればできる!」のですよね!
大きな励ましをいただきました。
ありがとうございました。

 

 

作品No.12 「苔玉」

右側の苔玉が、中学1年生の自閉症スペクトラムのお子さんの作品です。

これはもう問答無用でかわいい!
くりくりのお目目と長い手がたまりません。
トトロの森にこっそり住んでいそうです。
モールの手が思い切って長いからこそ、不思議な妖精感が出ていて、素敵なんですよね。

苔玉をきれいに丸く作るのって結構難しいのですが、この苔玉君はとてもきれいな形をしています。
植物の根元もきれいに包めていますね。

放課後デイで制作されたそうです。
保護者様からは「細かい作業が好きな息子の真面目さが伝わる作品になりました」とのこと。
丁寧に作られた温かさが伝わってきますね。
きっと植物もスクスク育つことでしょう。

kokedama

 

 

作品No.13 「面白カートゥーン」

8歳の自閉症スペクトラムの男の子の作品です。
保護者様から、息子さんについてご紹介いただきました。

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5才で自閉スペクトラム症と診断されました。
穏やかで学校や友達が大好きです。
責任感も。
友人を助けたりすることもできるほど自信がつきました。
イギリスに住んでいますが日本人です。ドイツで生まれて、今まで日本に住んだことは無いけど、日本のゲームやお菓子が大好きです!
5〜6才頃まで主に絵を描くことでコミュニケーションをとって来ました。
言葉で伝えることができるようになりましたが、まだまだ絵を描くことは息子にとって頭の中を整理する方法の一つのようです。
何かを見て描くのでは無く、頭の中に保存された映像を書き出しています。
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ドイツ、イギリス、日本など、さまざまな文化がこちらのお子さんの豊かな内面世界に溶け込んでいるのでしょうね。
この作品は、サラリと描かれているようでいて、ご本人の世界観や心のざわめき、それを俯瞰している誰かの目線まで感じられるような、不思議な奥深さがあるように思います。

言葉以上に雄弁な絵ですね。