873-1 一喜一憂できる人の才能
何事にも一喜一憂するタイプの方がいます。
育児についても人生についても、さまざまな出来事を細かく拾い上げて言語化して、すべてに意味を見出すことができる方々です。
一喜一憂というと「細かいことを気にしすぎる」のような、良くない意味で使われることもある言葉ですが、とんでもない。
一喜一憂は本当にすごい才能だと思います。
一喜一憂できる方は、一つの出来事から百の学びを得られる方々です。
輝きも喜びも百倍です。
873-2 一喜一憂する人が陥りがちなポイント
ところで、一喜一憂タイプの方々には特徴があります。
一喜一憂というより、どちらかというと、「一喜百憂」になりがちなのですね。
これが「百喜一憂」なら良かったのかもしれませんが、不思議とそういう方は少なくて、「憂」のほうを多く拾い上げることが多いようです。
そうなると、ちょっと生きづらくなってきますね。
たとえば一枚の紙を青く塗りつぶしてくださいというとき、ハケで一気にザーッと青く塗る方法もあれば、綿棒の先でチョンチョンと点描していく方法もあります。
出来事に一喜一憂するタイプの方は、点描を選択しているようなものです。
どんな塗り方にもそれぞれの良さがあり、どちらも青く塗ることができるわけですが、点描はやはり繊細な分、時間がかかるし手間も増えます。
873-3 息苦しくなったときの対処法
もしあなたに一喜一憂タイプの自覚があって、生きることがちょっと辛いと思うことがあるとしたら、「自分は人生を点描で描くことを選択しているのだ」と思ってみてはいかがでしょうか。
別に、それを直そうとしなくてもいいのです。
そもそも、こういう目線はそうそう変わるものではありませんから。
ただ、点描をしている自分に気づくだけでOKです。
気づいてさえいれば、ちょっと息苦しいなと感じたときに、ふっとその場を離れることができます。
遠くから絵を眺めて、全体を見渡して、ああ、ここまで描けたなあと、一息つくことができれば、また絵を描き続ける力が湧いてくるんじゃないかなと思います。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
- 療育のセカンドオピニオンが欲しい方
- 一般的な療育支援分野とは違う角度からアドバイスが欲しい方
- 漠然とした不安や言葉にしづらい”何か”があってクリアにしたい方
ぜひ一度「オンラインセッション」にお声掛けください。
育児・療育は親子の育ち合いです。
お子さんのお話だけでなく、親御さんのお話を伺うことも大切な時間です。
うまく書けない・しゃべれないと思う方もご安心ください。
ゆっくり丁寧にあなたの中にある”何か”を引き出します。