846-1 2種類の関わり方は対人関係すべてに当てはまる
昨日はこんな記事を書きました。
2種類の関わり方とは、
- 子供を自分の思い通りにコントロールしようとする関わり
- 子供の主体性を尊重する関わり
です。
上の記事では大人から子供に対しての例で書きましたが、対人関係にはすべて当てはまります。
妻と夫、上司と部下、先輩と後輩、親戚、友人、同僚、、、
などなど、あなたの身近なやりとりの中でも、思い当たる場面があったりしませんか。
846-2 自分自身にも
さらに言うと、これは他者との関係性の中だけではなく、「自分自身」に対して行う関わりにも言えます。
自分の中に、「頭で考える自分」と「身体で感じる自分」の二人がいると捉えてみるとわかりやすいかと思います。
この二人はどちらも自分ですが、わたしたちの毎日を冷静に見直してみると、二人の自分が大きく乖離していることが珍しくありません。
疲れて眠くて調子が悪いけれど、仕事に行かなければならない、とか。
食べたくないけれど、上司に勧められたから口にしないわけにはいかない、とか。
疲れて眠くて調子が悪いのは、身体で感じる自分。
でも仕事に行かなければならない、と身体をムチ打つのは、頭で考える自分です。
まるで大人が子供に命令するように、頭の自分が身体の自分に向かって「仕事に行きなさい」「食べなさい」「~~しなさい」と命令しています。
846-3 二人の自分がどうしているか気づくだけでいい
それが悪いわけではありません。
それがあまりにも当たり前になっていて、頭の自分が身体の自分に命令していることに気づいていないのが問題なのです。
前回も書きましたが、どちらの関わり方が良い、悪い、ということはありません。
必要なときに、必要なものを選択すれば良いだけです。
社会を生きていれば、素直な身体の欲求を二の次にして頑張らなければならない場面もたくさんあると思います。
それを否定する必要はまったくありません。
ただ、ときには、あなたの大切なお子さんを見守るのと同じように、ご自分の中の種にもゆっくり水をやって、芽吹きをいつくしんであげていただきたいなと思います。
ご自身の中の「二人の自分」が、それぞれ今どんな感じで過ごしているかな? ということに気づくだけで、いろいろなことがちょっとずつ変わっていったり、するものですから。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。