793-1 受け入れられない
我が子の特性や発達障害を受け入れられない、とお悩みのご家庭があります。
お子さんが他の子と同じ「ふつう」の子であったらいいのに、という気持ちは、多くの親御さんの胸を噛むことと思います。
わたし自身は、自分自身に対してそう感じていました。
物心ついて以来、他の人と同じようにできない自分、他の人と同じようにふるまっているつもりなのに浮いている自分、「ふつう」ではなさそうな自分という存在に、常に悩み、みんなと仲良くできるあの人のようになりたい、憧れのあの人のような自分であったらいいのに、と思い続けてきました。
793-2 それをゴールにしなくていい
自分にとって受け入れ難い何かがあるとき、それを受け入れることをゴールにしなくても良いのだろうと思います。
そこをゴールにしていると、受け入れたか/受け入れていないか、の2択になってしまって、ものすごく苦しいことになります。
人の思考は、0か100か、はっきりケリをつけて安心したがるものですが、身体はそのようにきれいに整理がつくようにはなっていません。
むしろその逆に、曖昧で、動き続け、常にバランスを取り続ける働きを持っているのが身体というものです。
人が育つこと、生きていくこと、人と人とが関わることは、まさに身体の側の働きです。
曖昧で、動き続け、バランスを取り続け、変化し続けます。
育児や人生で、決まったゴールを目指そうとすると、関係者が全員苦しくなりがちなのは、そういうところに理由があるのだろうと思っています。
793-3 バランスを取り合って動き続けよう
冒頭のお悩みについても、我が子の特性を受け入れようと努力しなくてもいいし、受け入れるための特効薬を探さなくてもよくて、ただ、
苦しいときは、誰かが話を聞いてくれる。
共感してもらえる。
必要なタイミングで具体的なアドバイスを受け取れる。
自分は一人ではないと感じられる。
一緒に歩いてくれる人がいる。
こうしてみんなでバランスを取り合って、動き続けていけるようにすることこそが、必要なことなのだろうと思っています。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
あなたの現在地から過去を振り返り、あなたの得たい成果から、進むべき道をそっとご提案します。
過去から現在を見るのではなく、未来から現在と過去を見る。
現在の捉え方が変われば、過去の定義づけも変わり、人生すべてが変わります。
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