定規で線を引くとずれてしまう子に。両手の協調運動を育む遊び

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今ご覧になっている記事は、手の運動が育つステップを6つに分けて説明しているシリーズ記事の5回目です。
最初から読む場合はこちらから。

637-1 両手が協力して動作する

今回も、手の発達についてです。

今回は「5.両手の協調運動を育む」遊びをご紹介します。

日常生活には、左右の手が役割分担しながら同時に動いている場面がたくさんあります(食器を持ちながら箸で食べる、紙を押さえながら鉛筆で書く、等)。

両手の動作がうまくいかないと、少し複雑な活動になるとぎこちなさが目立ちます。

両手の使い方が巧みかどうかということも、「不器用」と見えるかどうかの一つの境目のように思います。

637-2 両手の動かし方の発達段階

両手の動かし方にも段階があります。

まず、両手を同じように同時に動かせる段階があります(バンザイや拍手など)。

次は、左右を交互に動かせる段階です(太鼓を左右の手で交互に叩くなど)。

それらを土台として、両手が役割分担しながら別々の動きをする協調運動ができるようになります。

両手の協応には左右の概念形成が関係しているとされています。

左右の概念は、まず自分の身体の中心軸が明確になるところから始まります。

中心軸に対する右側・左側として左右の感覚が生まれ、やがて左右の手を使い分けるようになり、利き手が生まれてきます。

こうした発達の段階や特性を踏まえて、両手の協調運動を育む働きかけを工夫していきましょう。

定規で線を引くとずれてしまう、ハサミで曲線が切れない、といったお子さんにぜひ試していただきたいと思います。

637-3 両手の協調運動を育む遊び

手遊び

たとえば「パンダうさぎコアラ」は両手を対称的に動かします。
「糸巻き」や「トントントントンひげじいさん」は同じ動作を左右の手で交互に行います。
お子さんの発達段階に応じた手遊びを楽しみましょう。

荷物をお届け

ロープの先にカゴを結びつけて荷物を入れ、ロープを両手で手繰り寄せます。
両手を交互に動かす練習になります。

肋木のぼり

肋木、のぼり棒、ハシゴ、雲梯など、両手両足を交互に動かして上り下りする遊具で遊んでみましょう。
全身を大きく使って中心軸から左右のバランスを育みます。

木琴でまねっこ

左右の手でバチを叩く楽器(木琴、太鼓など)で、大人が弾いたメロディ・リズムを聞き覚えて真似します。
集中して相手の話を聞く、聞いたことを一時的に記憶するといった力の練習にもなります。

竹とんぼ、あやとり、ぶんぶんごま

いずれも日本の伝統的な遊びです。
両手をタイミングよく動かす力を育めます。
協調動作のとても良い練習になります。
市販品もありますが、親子で手作りしても楽しいですね。


本日は以上です。
次回の配信内容は「6.全体を統合する」です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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