474-1 ▼ 比較するという認知機能
子供たちは、成長発達の過程で、自分と誰かを比較して悩むときがあります。
「〇〇ちゃんはスタイルが良いのにわたしは全然・・」
「△△君は勉強ができて足も速い、比べて自分は・・・」
など、など。
自分と誰かとを比較できるということは、自分のことを客観視でき、自分とは違う他者という存在を認識しているということです。
大人に向かう素晴らしい一歩として応援してあげたいですね。
474-2 ▼ 比較は悪くないが、○○すると…
ところで、比較するということには一つの危うさが隠れています。
ただ比べるだけなら何も問題はないのですが、比べた結果に優劣をつけると話が複雑になっていくのですね。
たとえばAさんは走るのが速く、Bさんはそれほど速くないというとき、ただそれだけの事実として受け止めれば良いのですが、 多くの場合、足が速いことが良いことだという価値が付きがちで、Bさんは自信を失うようなことにもなりかねません。
一方、Aさんは足が速いことで自分に自信を持てるかもしれませんが、他者との比較によって生まれた自信は容易に崩れ去ります。
自分よりももっと足の速い人と出会った瞬間に、Aさんの自信は根拠を失ってしまいますから。
【 比較自体は悪いことではないが、比較した結果に優劣をつける必要はない。】
これを丁寧にサポートしてあげたいところです。
474-3 ▼ 大人も比較によって揺れる
これは子供たちだけの話ではありません。
わたしたち大人も、他者との比較で自分を勝手に上げたり下げたりしがちです。
でも本当は、あの人はあのようであり、この人はこのようであるという状態を表しているに過ぎないのですね。
それは身体に触っていると本当によくわかってきます。
誰と比較しても揺らがない真の自信を身につけたい、揺れた心をなんとかしたいと思うなら、身体を整えて、身体で心を支えてあげるのが一番です。
自分を整えたい方、お子さんと一緒に整いたい方、どうぞ三輪堂にお声掛けくださいね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
身体の現在地を認識する
心と身体のバランスを整える
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心身と対話する静かな時間をお過ごしください
あなたの身体がいま動きたいと思っている方向・速度・幅で波を通し、身体の現在地から心身のつながりを深めます
あなたの身体の中にある「今もっとも必要なこと」「いま伸びたいと思っている芽」をそっと後押しします