746-1 運動が苦手な子は、、、
運動が得意な子は、苦手な子に比べて、自己肯定感が高くなるという研究結果があります。
調査レポート 運動の苦手な子
https://www.blog.crn.or.jp/prevdata/monographpdf/1/1-vol-20-1.pdf
これを知ったときには衝撃でした。
でも、わかる気がします。
自分も運動がモウレツに苦手でしたから。
これは、運動が得意な人にはむしろわからない感覚かもしれないなあという気がします。
上記のレポートには、「勉強は得意だが、運動は苦手」という属性を持つ子供たちは「友人の間にいていちばん心理的な不安定感を抱いている」などともされており(運動も勉強も苦手、という子供たちのほうがむしろたくましく過ごしているとのこと)、大変興味深い調査結果でした。
746-2 運動が得意だと思っているだけでいい
大人になると、何か一つのことが苦手でも、他のことが得意であれば、それが拠り所となって自信につなげていけたりするものですが、学校生活を送る子供たちにとっては「運動が苦手」という自己像は「勉強が得意」という自己像を覆い隠すほどネガティブになり得るということですね。
「運動が得意」という自己像の大きさを痛感します。
この研究は子供たちの自己評価によって行われているので、「自分は運動が得意」と回答している子が本当に運動が得意なのかどうかまでは含まれていません。
実際はそんなに運動がうまいというわけではなかったとしても、自分で自分は運動が得意だと思っていれば、それだけで自分をポジティブに捉えられるということですね。
746-3 まずは運動に親しみを
まずは運動に親しみを持てるように大人がサポートしてあげることが、子供たちの健やかな育ちのために大切な関わりであることがわかります。
親御さん方も、お忙しい毎日とは思いますが、ぜひお子さんと一緒に身体を動かしてあげていただけたらなと思います。
運動ができるようにならなくてもいいんです。
運動を楽しいと感じられればそれでOK!
公園で一緒に遊ぶとか、階段の上から飛び降りてみるとか、道路の縁石の上を落ちないように歩くとか、、、そんなちょっとした「運動」の毎日の積み重ねが、きっとお子さんの自己肯定感の向上につながっていくものと思います。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
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