696-1 鉄棒を練習していた男の子
公園で黙々と鉄棒を練習していた男の子がいました。
他の子が近づいてくるとすっとその場を離れ、誰もいなくなるとまた戻ってきて練習を続けます。
そのうち親御さんが呼びに来て、一緒に帰っていったのですが、去り際に一瞬鉄棒を振り返った目が印象的でした。
本当はもう少し練習したかったんだろうなと感じました。
子供たちが「一人で、思う存分、何も気にせず」何かに取り組む機会は案外多くありません。
しかも「誰からも指導・指摘・指図を受けずに」となると、さらに機会が減ります。
696-2 堪能しきるまで行動してみる
たとえば学校や習い事の場ではさまざまな経験や練習ができますが、時間も資源も限られますし、皆と順番を交代したり、大人から指導を受けたり、周囲のお友達の目も気になったりします。
大人からの指導やお友達との励まし合いがうまく働くことももちろんあるけれども、そういうことが気になってしまって動けなくなる子もいます。
そういう制限を一切なくして、ただ物事に取り組む機会を与えられたら、きっとその子は自分の心と身体が堪能しきるまで行動するのだろうなと思います。
その結果、うまくいくかいかないかはあまり関係ありません。
自分の心と身体が「もういいよ、次に行こう」と言うまで、やりたいことをやり切ることのほうが大事です。
696-3 やり切ると、次に向かって動き出す
これは大人も同じです。
大人は子供と比べて時間もお金も自由になるようでいて、案外不自由なところもありますよね。
自分のやりたいことを、「一人で、思う存分、何も気にせず、誰からも指図を受けずに」やり切る体験、最近ありましたか?
自分のやりたいことを「やり切る」と、自分の身体が「今」に満足して「次」に向かって動き出すこと、よくありますよ。
何かに行き詰った、行動を起こしたいのにうまく動けない、ちょっと目先を変える必要がある、、、
そんな時に試してみるのも面白いかと思います。
本日は以上です。
それでは、また。
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