670-1 SNSでの友人の幸せアピールが不愉快
今日はこんなご相談をご紹介します。
友人のAが突然SNSで「心穏やか」「幸せ」「愛がある」をアピールするようになった。
どうやらコンサルティングビジネスのようなものを始めたらしい。
友人のことは応援したいが、幸せ幸せと連呼されるとなんだか不愉快になる。
そんな自分が人間として小さいようにも思えて、それも不愉快。
他者の幸せアピールに、表面上はにこやかに接しながらも、内心では穏やかならぬものがある・・・
SNSあるあるですよね (^ ^;)。。
670-2 身体の原理原則から見ると
人の身体は、何かが過剰になると、反対側に振れてバランスを取ろうとします。
たとえば外気温が40度になったからといって自分も40度になっていたら煮えてしまいますし、氷点下の屋外で自分も体温をどんどん下げていたら凍ってしまいます。
暑いときには身体を冷やし、寒いときには熱を発して、ほどほどの体温を保つのが人の身体です。
幸せの連呼に居心地の悪さを感じて離れようとするのも、過剰なものに対してバランスを取ろうとする自然な働きとも言えるのではないでしょうか。
さらにもう一つ。
人が「その状態」になろうとするのは、「そうでない状態」があるからこそです。
すなわち、お金が欲しいのは、お金がないから。
彼氏彼女が欲しいのは、彼氏彼女がいないから。
「そうでない状態」があるからこそ、「その状態を目指そう」とする行動が引き出されます。
670-3 自分の居心地の良い距離感を保つ
「幸せ」をことさらにアピールするのは、幸せでない状態が少なからずそこにあるから、と言えるのかもしれません。
お友達のAさんも、ご自身の理想の「幸せ」を探して一生懸命なのかもしれませんね。
本当に幸せな人は、幸せをアピールする必要もありません。
ただ幸せな状態がそこにあるだけです。
ただし、SNS上の情報発信ビジネスでは、自分が作ったペルソナを演出するために、嘘も本当も取り混ぜてポジティブな成果をアピールすることもよくあります。
Aさんも、ご自身の感情とは関係なく、ビジネスとしてやっている可能性もありますね。
だとしたら、それこそ気にする必要は全くないでしょう。
ご自身が居心地よくいられる距離感で、ご友人のビジネスを応援するなり見守るなり、してさしあげてはと思います。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。