540-1 ▼ 光が当たる部分はキャッチしやすい
「できたことを褒める」ことは、多くの大人が自然と行っている関わりです。
育児療育中には、できないことをできるようにしようという意識が働きがちなものですし、
「できなかったことができるようになった」という変化は目につきやすいので、
「できたこと」は褒めるきっかけとしてキャッチしやすいのですね。
ところで、
できたことにスポットライトを当てることはもちろん大切ですが、局所的に強い光が当たっていると、それ以外の部分が影になって、目に入らなくなってくるものです。
540-2 ▼ バランスが大事
物事はバランスを取ることが大事です。
「褒めること」は基本的にはポジティブな出来事ですが、一か所に偏ると弊害も出てきます。
いつもは影になっている、
- 前からできること
- 当たり前のようにできていること
- できていないこと
にも、ぜひ時々、目を向けてあげてください。
いつも~~が上手にできているね
いつも~~をしてくれてありがとう
(今はできていなくても)大丈夫だよ
などなど。
540-3 ▼ 影の部分も大切に
もっと言えば、ただお子さんに何気なく笑いかけたり、抱きしめたりするだけでも十分です。
(表情の変化の読み取りや身体的な接触が苦手な子には、その子が心地よく受け取れる関わり方で)
あなたの存在そのものを大切に受け取っているというメッセージになります。
子供たちに向けてのことだけでなく、大人同士や、自分自身に対しても、ぜひ同じようにバランスを取ってあげてくださいね。
光の当たる部分だけを見るのではなく、影になっている部分にも積極的に目を向けてあげる、
これだけで、胸のうちが広々として、ほのぼのと視野が広がっていきますよ。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
身体の現在地を認識する
心と身体のバランスを整える
身体からのメッセージを受け取る
心身と対話する静かな時間をお過ごしください
あなたの身体がいま動きたいと思っている方向・速度・幅で波を通し、身体の現在地から心身のつながりを深めます
あなたの身体の中にある「今もっとも必要なこと」「いま伸びたいと思っている芽」をそっと後押しします