523-1 ▼ 親としての関わり
育児中には誰でも、我が子の将来に幸多かれと祈るものですね。
そのために、親としてできることをできる限りしてあげたいと思われることでしょう。
我が子をなんとか良くしてあげたい、世間に対して恥ずかしくないように、皆にきちんとついていけるように、将来立派に独り立ちできるように、先回りして整えてあげたり、あれこれ指示を出したり、、、
こうした心配りに表れる親御さんの愛情と誠意にいつも頭の下がる気持ちです。
特に、なかなか最初の一歩を踏み出せない子、物事のハードルを高く感じる子には、こうした大人の丁寧な関わりが安心感を育み、彼らの中にあるチャレンジの芽を育ててくれることだろうと思います。
523-2 ▼ 自分の行動と、それを受け取る相手
さて、こういうときに大人の側がぜひ忘れずにおきたいのが、
「自分の行動を相手がどう受け取るかは相手の自由」
ということ。
育児ではある程度まで親に責任があるのはもちろんです。
でも、親の働きかけを子供がどこまで受け取るか、受け取った結果をどう活かすかは、完全に子供の自由です。
523-3 ▼ 自分の範疇/相手の範疇
親御さんが優秀で誠実で愛情深い方であればあるほど、無意識に相手の範疇まで自分がカバーしようとすることがあります。
そこまでやると、相手が息苦しさを感じたり、相手の依存を生んだりしかねませんし、関わる大人のほうも、思うようにならない育児に焦りや辛さを感じるようになります。
- 良かれと思ってやっているのに子供が言うことを聞かない、反発する
- 思うようにならない育児が辛い
- 自分ばかり心配しているようで疲れてしまった
- いつも子供とぶつかっている
そんなときは、 「相手の範疇まで自分がカバーしようとしていないか」 を見直してみると、何かヒントが見えてくるかもしれません。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
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