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身体の原理原則から見る「がんばる」の意味

目次

524-1 ▼ 目標を立てるときの定型表現

「目標を立てる」活動があります。

新年の抱負、今学期の/係活動の/クラスの目標などを設定するものです。

こういう場面でよくある子供たちの表現は「~~をがんばります」というもの。

図書係さんが「学級文庫の整理をがんばります」と書いたりするようなやつですね。

「~~をがんばります」は、子供たちの作文表現の最初の一歩としては決して悪くない表現です。

作文を書くのが苦手なお子さんには、作文の定型表現の一つとして覚えておいてもらうのも良いでしょう。

524-2 ▼ 身体の原理原則で見る「がんばる」

ところで、「がんばる」という表現には、身体の原理原則から言うと、「エネルギーを過剰に燃やして活動する」というニュアンスがあります。

極端な言い方をすると、疲れて寝たいけれども栄養ドリンクをがぶがぶ飲んで無理やり元気を引き出して夜通し仕事をする、というような感じが近いでしょうか。

身体が本来動きたい速度を超えて動くのが「がんばる」ということです。

「がんばる」のは悪いことではありませんが、続きません。
必ずどこかで反動が来て身体が止まります。

だから、子供たちの「~~をがんばります」という目標も、たいていは続きませんね。
一時的にやったとしてもそのうち尻すぼみになって終わります。

524-3 ▼ 本気で継続したいなら

もし、本気で何かを継続したいなら、「がんばる」ことをやめましょう。

がんばる=過剰にエネルギーを補給し続けなければ続かないことは、どうせ続きません。
無理をしないと続かないようなことをやるのは誰だってしんどいのですから。

そういう意味でいくと、子供たちの作文も、「~~をがんばります」ではなくて、「~~をします」と書くほうが、身体の本来の力を発揮する上では断然良いです。

「学級文庫の整理をします」

どうですか?
さらっとして、肩に力が入らないでしょう。
地味ですが、こういうほうが圧倒的に続きます。

「がんばる」ことが悪いわけではありませんが、「(がんばらずに)ただやる」という側面にもぜひ、目を向けてあげてみてくださいね。


本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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