489-1 ▼ 友達がいなかった
今日は土曜日ですね。 
週末のお休みを堪能された方、お勤めの方、さまざまいらっしゃるかと思います。 
拙宅では子供を公園や習い事に連れて行って一日を過ごしました。 
公園でお友達と楽しそうに遊ぶ子供たちを見ていると、時々胸が疼きます。 
わたしは子供の頃、コミュニケーションが極端に苦手で、友達と呼べる相手はほとんどいませんでした。 
クラスメイトたちがどうしてあんなにお互い楽しそうにおしゃべりができるのか、どうすればいいのか、当時の自分には全くわかっていませんでした。
友達のいないつらさ、自分が遊び相手として選ばれない悲しさが、今でも時々ふっとよみがえります。
489-2 ▼ 30年越しで手遊びを
わたしが小学生だった頃、「アルプス一万尺」の手遊びが流行ったことがありました。 
わたしはどうしてもその手遊びができませんでした(^ ^;)
動きが速すぎて覚えられなかったのと、練習させてくれるようなお友達もいなかったので… 
先日、子供に教えてもらって、アルプス一万尺の手遊びをやっと覚えることができました。 
子供の前では言いませんでしたが、内心では(とうとうできた!)と密かに感動していました。
30年越しのアルプス一万尺です。 
今、お子さんの発達に悩む保護者の方々とお話するようになって思うことは、人の成長発達のペースは本当に人それぞれだということです。 
小学校の6年間、中学高校の6年間と枠組みが決まっているからみんなそこから遅れたり飛び出したりすると焦ったり困ったりしますが、 一人ひとりの成長発達が、どこかの誰かが決めた枠組みに必ず当てはまるなんてことはありません。
489-3 ▼ 自然な育ちを見守る
今、何か苦手なこと、できないことがあったとしても、その子なりのペースで進んでいるなら、得意なことが伸びているなら、周囲の環境がその子の育ちを阻害していないなら、焦る必要はないと思います。 
少なくとも周囲と比較して残念に思うことは全くないと思います。 
小学生の頃は緘黙を疑われたほどしゃべれなかったわたしも、今ではそれなりに話せるようになりました。
(だいぶ練習しました。今でも日々修行です) 
種を植えて半年で花を咲かせる植物もあれば、10年20年に一度しか花がつかない植物もあります。 
大人がアプローチして発達を促すことも大切ですが、同時にぜひ、自然な育ちを見守るということも大事にしていただけたらなと思います。 
どうしてもつらいときは、声をかけてくださいね。 
いつでもお待ちしています。 
本日は以上です。 
それでは、また。 
いつもあなたに明るい風が吹きますように。 


