438-1 ▼ 仕事が忙しくて子供にかまってあげられない?
特にお仕事をされている親御さんは、
「仕事が忙しくて子供にかまってあげられない」
「思うように時間を割いてあげられない」
「育児療育に十分に手を尽くしてあげられない」・・・
などと悩まれることがあります。
でも、たとえわずかな時間でも、何をしてあげられなくても、 一緒にいられる時間にただ一緒にいるだけで、親御さんは十分なものを積み上げてくださっています。
たとえばお子さんに添い寝をする1~2時間があったとします。
438-2 ▼ 何もしないを共にする
仕事や家事に追われる大人としては、この時間があればあれもできる、これもできる、と脳裏をよぎるかもしれません。
お子さんのそばでただ何もしない1時間が無駄に感じられるかもしれません。
でも、この1時間、ただお子さんのそばで何もせず横になっている1時間が、親子にとって何より大事なものだったりします。
あまりにも自然で、あまりにも当たり前のものは、意識に上りづらく、本来の価値を正しく認めにくいものです。
(普段、空気の存在を意識したり、どれほどの価値があるかを考えたりはしませんよね。)
でも、身体の原理原則から見ると、自然で当たり前すぎて自分で気づけないものにこそ、根源的な力があり、その人本来の才能が隠れています。
人と人の関わりも同じです。
438-3 ▼ ただそこにいるだけでいい
たとえば療育や知育というと、この時間で何かを学べるように、何かを獲得できるように、といった意図で行われることが多いですね。
でも、人間同士の関わりのすべてに「成果」や「納得」がある必要はありません。
意識には何も上らないし、何かを得られた気がしないときでも、信頼関係のある人同士が一緒に場を共有し、時間を過ごすだけで、十分に意味があります。
だから、我が子に何もしてあげられないと残念に思う必要は全くありません。
ただあなたがそこにいるだけで、お子さんにとっては大いに意味があるのですから。
相手に何かをしてあげられなくても、ただそこにいるだけでいい。
そんな関わり方も、大切な在り方の一つとして心に置いていただけたらなと思います。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
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