413-1 ▼ 余計な力
わたしたちは生活の中で「余計な力」を使っています。
日常動作のほとんどがそうです。
たとえば手を使う動作。
スマホを持つ、パソコンを打つ、包丁や鉛筆を握る、、、などなど、手を使う場面は生活の中で一瞬も途切れないと言っても良いくらいですね。
スマホや包丁なんて大して重くもないと感じるかもしれませんが、それはあなたが筋肉をしっかり使ってスマホを支えているからです。
その筋肉の余計な力を抜いて、必要最低限の力だけでスマホを持つと、はるかに重く感じられるはずです。
スマホそれ自体の重さをしっかりと感じられます。
413-2 ▼ 身体の力みと精神の力み
立つときも、本来ならば骨格構造だけを中心にして立つことができるのだそうです(わたし自身は一時的に体感したことはありますが、恒常的にこの状態でいるのは難しいので、伝聞調で書きます)。
必要な骨の上にまっすぐ身体本来の重みがかかっていれば、一番無理なくストンと立っていることができるのだけれども、実際にはあちこちの筋肉に力を入れて、余計なバランスを取りながら立っている人がほとんどなのだとか。
身体に余計な力が入っていると、精神的にも余計な力が入ります。
川の流れに岩があると、水が岩に当たってまっすぐ流れないですよね。
それと同じで、自分の中に「力み(りきみ)」があると、相手から伝わってくる情報がまっすぐ受け取れません。
力みにぶつかって曲がったり乱れたりするからです。
たとえばよくあるのは、誰かの言ったことを曲解するとか、素直に話を聞けないとかといった場面。
こういうときは、大体は自分の精神状態を反映した受け取り方をしているはずです。
413-3 ▼ 力みをなくそうとするよりも
よほどの達人や人格者なら、常に心身ともに力みなく日常を過ごせるのだろうと思うのですが、仕事や家事や育児やその他もろもろの心配事に追われたり駆け回ったりしていると、力みなしに過ごすというのは相当難しいんじゃないかと思っています。(少なくともわたしにはまるっきり無理です。。。)
力みがあってはいけないわけではありません。
その人の心身にとって必要だからそこが力んでくれている、と思ったほうが良いです。
力みをなくそうとするよりは、力みがそこにあることを知っておくというスタンスでいるほうが現実的です。
そうすれば、自分の心身のクセがわかって物事に対応しやすくなります。
力みをうまく把握するには、力みがなくなった状態を一度体感するのがお勧めです。
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本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
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