870-1 自分を責めるか、相手を責めるか
何か困ったことがあると、自分を責めるか、相手を責めるかのどちらかしかできない子がいます。
どちらにも悪い部分があった、とか、状況が違えば話が変わっていただろうとか、そういうふうには考えないのですね。
実際には、どんな物事にも決まった価値・判断・基準・評価といったものはなく、あるのは「この面から見ればこう見える」「自分はこう見た」というポジショニングだけです。
どちら側から見るか、どんな見え方を採用するかは自分次第です。
870-2 白と黒の間
自分か相手かのどちらかを責めるしかできない子は、白でなければ黒、と判断しているわけですが、実際には白と黒の間にグレーがあり、そのグラデーションは無限に広がっています。
どこまで繊細にこのグラデーションを感じ取れるかが、その人の生きやすさを左右するのだろうと思います。
子供たちだけでなく、大人の中にも、実は結構「隠れ白黒派」がいます。
表面上は上手に取りつくろっていても、内心では自分を否定していたり、世間にすねていたり、他人をものすごく責めたりしています。
870-3 状況を信頼する
白黒派とグレー派の違いは【状況を信頼しているかどうか】ということではないかと感じています。
グレー派の人は、自分と相手を含めた状況全体を信頼している度合いが高いように思うのですが、どうでしょうね。
白黒派の人は、そんなに物事を自分で決めようとしなくていいし、どうにかしようとしなくても大丈夫ですよ。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
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