857-1 居心地の良さを選ぶ力
人の身体は、自分にとってもっとも居心地の良い場所を選ぶ力があります。
たとえばあなたが、一日の終わり、仕事も家事も片付いて、やれやれようやく一息、、、というとき、「選びたくなる場所」がありませんか?
居間のソファーにどさっと腰を下ろす、フロアマットに寝転がる、自室のイスでのびのびする、などなど・・・
腰を下ろすだけならどこだって同じようなものですが、実際には、ここが座り心地が良い、ここにいたい、と感じる場所があるはずです。
その場所にうまく身体がはまると、自然に身体がゆったり伸びてリラックスできますが、自分が選びたい場所以外のところでは、そうはいかないでしょう。
857-2 そこに居心地の良さがあるか?
人には居心地の良さが大切です。
そこに自分の居場所があると感じられれば、たいていのことは乗り越えられます。
居心地が良いと、身体の準備ができるからです。
土台が整うようなものです。
土台が整えば、その上にどんな建物でも建てられます。
土台が整っていないと、何をするにも不安定です。
さて、多くの学校で、先週~今週から新学期がスタートしていることと思いますが、学校生活でも、大事なのは、「その子にとっての居心地の良さがあること」です。
安心してそこにいられる、自分の居場所だと感じられることが、何よりも大切な土台です。
857-3 土台が整えば、身体が自然に動き出す
学校は勉強するところだと思っている大人たち・子供たちも多いでしょうが、勉強なんて、いつからでもどこでもできます。
わざわざ学校でする必要もありません。
子供たちには、まずは教室や学校、そこにいる人々の間で、自分の居場所を感じ取ることを優先してあげていただきたいなと思います。
そうすればあとは自然に、その子の身体が、その子にとって必要なことをやってくれますよ。
本日は以上です。
それでは、また。
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