815-1 犬は群れになると
犬の訓練士さんからこんなお話を伺いました。
1対1で向き合うと、大きな犬に負けてしまう小さな犬(手のひらに乗っちゃうような大きさだそうです)がいます。
この小さな犬が、仲良しの別の犬(この子もとても小柄)と一緒にいると、途端に強気にふるまうようになり、自分ひとりのときは顔を合わせようともしない大きな犬にも、堂々と立ち向かっていくのだとか。
大きな犬のほうも、手のひらサイズの小犬たちなど簡単に蹴散らせる強さがあるはずなのに、相手がふたりになると急に分が悪くなって、道を避けたりおやつを譲ったりするのだそうです。
犬は群れで生活する動物なので、誰かひとりでも仲間がいると、仲間がいない犬よりも強くふるまえる、ということらしいです。
815-2 味方になってくれる人
きっと人も同じですね。
誰か一人でも、自分の味方になってくれる人、自分と同じ方向を向いてくれる人がいると、自分一人でいるときよりも、強くなれます。
誰かに相談できる
誰かに愚痴を聞いてもらえる
励まし・慰め・支えてもらえる
時には厳しいことも言ってもらえる
同じ時間と空間を共有できる
ただ一緒にいられる
そんな相手がいる人は、たぶん何があっても大丈夫なんだろうなと思います。
815-3 2種類のコミュニケーション
人の言語コミュニケーションは、基本的には誤解で成立しています。
自分の頭の中のことは、他者と共有できたとしても一部だけで、しかも相手の色眼鏡で受け取られると思っておいたほうが正解です。
一方で、何も言わずに一緒にいてくれるだけでなんだか力が湧いてくるような「コミュニケーション」もあります。
友達の小さな犬がそばにいるだけで無敵になれるような「コミュニケーション」です。
さて、わたしたち大人は、いま子供たちに、どんな「コミュニケーション」をはかっているでしょうか。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
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