791-1 階段でつまづいた理由
先日、考え事をしながら階段を下りていて、最後の段でつまづきかけました。
最後にもう一段あると思い込んで足をおろしたところが、もう階段は終わっていたので、勢いあまってつんのめったのです(^ ^;)
どこまで意図するかで、人の動作は変わります。
階段の先を意図しているときの動作と、平地を意図しているときの動作では、わずか階段一段分ではあっても、足のおろし方が違うわけですね。
これは、人との関わり合いでも同じです。
791-2 意図
目の前にいる一人の子供に、どんな意図で関わるかで、わたしたちの行動はおのずから変わります。
- 問題行動を改善しよう
- より良い人生を送れるように
- 学校でうまくいくように
- 世間から白い目で見られないように
- 才能を発揮できるように
- 長い人生を楽しめるように
など、など・・・
長いロープを使って「蛇遊び」をしたことはありますか?
床に伸ばした縄の端を持ってタテに揺らすと、波のようなうねりが向こう端まで届く、あの遊びです。
このとき、1m先まで波を通そうとするのと、20m先まで動かそうとするのとでは、身体の動きが違うはずです。
1m先を意図するなら手先でヒョイヒョイと揺らすでしょうし、20m先を意図するなら、両手で縄をつかんで、全身を使って、大きく波を通す動作をするのではないでしょうか。
どちらが良い・悪いということではありません。
「意図」の違いです。
791-3 自分の意図を認識する
育児には、今この瞬間の対応が必要な場面もあるし、長い将来を見据えた関わりが求められる時もあります。
関わり合いには正解も不正解もありません。
大切なのは、いま自分がどのような「意図」を持っているか、何を選択しているか、を認識することだと思います。
人は体感によって考えます。
「意図」について考えてみたいときは、長短2種類の縄を使って、実際に波を通す動きをやってみると良いと思います(20mの縄をお持ちのご家庭はそうそうないかもしれませんが笑)。
ご自身の体感の中から改めて芽生えてくる感覚、言葉、思考、ヒントが見つかることと思います。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
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