706-1 育児療育は双方向の関わり合い
療育を行うというと、お子さんに対して働きかけるイメージが真っ先に頭に浮かぶ方が多いのではないでしょうか。
親御さんのほうも、療育では「子供にアプローチする」という意識を強くお持ちです。
でも、実際は、親子の間で行われる育児・療育という関わりは、お子さんだけでなく、親御さんにも影響を及ぼしています。
一人の人が誰かに関わるとき、関わった相手だけに影響が出て、自分は一切の影響を受けないということは絶対にありませんから。
706-2 その悩みは誰のもの?
療育や支援というものを考えるとき、子供のことだけを視野に収めるのでは不十分です。
その子が常に過ごす環境や周囲の人間関係、特に親や家族のことを併せて考えなければ、十分な支援とは言えません。
親子それぞれに対する支援という点では、「そのことで実際に悩んで/困っているのは誰なのか」を大切に汲み取りたいものです。
たとえば親御さんが「子供の〇〇をなんとかしてあげたい」とお悩みのとき、実はお子さん自身は〇〇についてそんなに困っていない・気にしていない、ということもよくあります。
この場合は、お子さんと〇〇の練習を始めるのではなく、親御さんがお子さんに反射させている、親御さんご自身の不安や悩みに目を向けていくことが大切になってきます。
706-3 大人も自分のケアを大切に
園や学校の先生、療育施設の先生など、お子さんのケアをしてくれる人・場所はたくさんあります。
でも、そういうところでは基本的に、親御さんのケアはしてくれません。
したとしても限定的です。
大人は大人で、きちんと自分のケアをしてあげてくださいね。
三輪堂もいつでもお待ちしています。
話したいときはオンラインセッションに、心身のバランスを整えたいときはバランスセッションにどうぞ。
こちらからは何も言わずあなたが話すだけの「言いっぱなし・聞きっぱなし」もOKですよ。
本日は以上です。
次回は9/15(木)です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
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