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小5男子のお悩みから見る、大人も気づかず陥りがちな「依存」とは

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667-1 小5男子の悩み

小学校5年生の男の子から、こんな話を聞きました。

給食当番で配膳するとき、彼は、食器の外側に食べ物がつかないように気をつけているのだそうです。

一方、クラスメイトは彼のように気をつける子ばかりではなく、食器やトレーに汁やご飯粒がこぼれて、汚くなってしまうのだとか。

彼はそれがものすごくイヤなのだそうです。

高学年とはいえ小学生の小さな身体で、給食の大きな寸胴やお玉を扱うのは難しいだろうなと思います。

気をつけてもこぼしてしまう子、こぼしていることにも気づかない子、いろいろなメンバーがいることでしょう。

あなたは器用にできることでも、他の子には難しいのかもしれないね、と言ってみましたが、彼は納得がいかない様子です。

〇〇は確かにそうかもしれない(ちょっと不器用なところがある子らしいです)、でも□□や△△は絶対にやればできるのに、いい加減にやっている、と断言します。

なるほど、よく見ているものだなあ、と感心したのですが、話はここからです。

自分は1年生のときからこぼさないように気をつけている。

でも自分がどんなに気をつけてもみんなは(自分と同じようには)気をつけようとしない。

だからもう自分も気をつけるのをやめる。

今度からわざと汚くしてやる。

と、彼は言うのですね。

よくよく話を聞いてみると、彼が本当に腹を立てていたのは、みんなの配膳が汚いという点ではありませんでした。

彼がこぼさないように気をつけて配膳していることを誰も気づいてくれない、誰からも感謝してもらえない、ということが、彼の心を苦しめていたのでした。

667-2 相手に依存している

自分の心がけや行動を他人に気づいてもらえたり、感謝してもらえたら、誰でも嬉しいですよね。

(小学生が5年間、配膳に気を配り続けるというのは、実際すごいことだと思います!)

でも、人に褒めてもらうことを目的に行動するのは、ちょっと違います。

自分がどんなに心をこめてやったことでも、相手が褒めてくれなければ「NG」、自分がどんなに適当にやったことでも、相手が褒めてくれれば「OK」。

こういう価値判断では、自分の行った行動の結果や評価を相手に依存していることになります。

相手に依存して行動していると、必ずどこかで破綻します。

自分の心も身体もつらくなります。

大人でも、そういう方は珍しくありません。

667-3 自分の生き方を自分でコントロールする

自分の行動とその結果を、他者に依存せず、自分でコントロールするには、

その行動を、何のためにしているのか?

を明確にすることです。

誰が認めてくれなくても、自分の信念に従って行動していることを自分で納得できれば、それこそが「OK」です。


そんな価値観を彼にお伝えしてみたところ、彼は無言で、横顔にかたい表情を見せて帰っていきました。

ちょっと難しかったかなと思いつつ、彼の心に一滴の水がしたたるくらいの何かがいつか届いたらいいなと思いつつ、、、

さて、彼は夏休み明けの給食の配膳を、変わらず丁寧に行うでしょうか。

それとも、わざと汚くスープをつぐのでしょうか?

いつか、彼の配膳した食事をいただいてみたいものです。


本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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