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我が子にどんな才能があるのかわからないとき

目次

659-1 我が子に才能がない?

前回は、子供たちの本来の力を育むために、「やってみたい!」「やってみよう!」を応援しよう、と書きました。

ちょっと話がそれますが、時々親御さんから伺うのは、我が子に才能があるなら応援したいが、どんな才能があるのかわからない、突出した才能を持っているようには思えない、というお話です。

さて、本当にそうでしょうか?

「才能」というと、何か特別なことのように思われるかもしれません。

たとえば瀧本の知人で、小学生の次男君がカーレーサーとして大活躍中という方がいます。

こちらの次男君、幼稚園の頃からカーレースを始めて、今や世界中のレースで好成績を記録し続けているというから大したものですね。

659-2 日常に紛れ込んでいる才能

そういう話を聞くと、すごいなあ! と素直に感心してしまいますよね。

こういう種類の「才能」は、誰が見てもわかりやすく、誰もが「あの子には才能がある」と思うことでしょう。

でも、「才能」とは、こういう「特別で」「わかりやすい」もののことだけを言うのではありません。

日常に紛れ込んで、まるで呼吸をするように自然に何気なく発揮される才能も、たくさんあるのです。

そうした「自然な」発揮のされ方をする才能の特徴は、非常にわかりにくく、特にご本人にとってはほとんど価値がないようにすら感じられることが多いということです。

でも、周囲の人にはとても喜ばれたり、「〇〇といえばあの人」とすぐ脳裏に浮かんだりします。

659-3 本来の力がどこにあるかはわからない

本来の力を育む、と書きましたが、そもそもその子がどんな「本来の力」を持っているのかは、誰にもわかりません。

さらに言えば、第三者が「育める」ものなのかどうかも、実は微妙なところだなと思っています。

本人も気づかないうちに勝手に芽生えているもの。
特別に意識しなくても自然と行動しているもの。

「本来の力」とはそういうものだからです。

だからこそ大事なのが、お子さんが「やってみたい!」「やってみよう!」と思ったことを、全力で見守ってあげることなのです。

内発的な動機によって起こした行動の中にこそ、その子の本来の力の芽吹きがあります。

そこで、見守る大人の側が心がけていたいことがいくつかあるのですが、続きは次回に。


本日は以上です。
次回の配信は7/11(月)です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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