598-1 ▼ ルールに合わせることが苦手な子
ルールに合わせることが苦手なお子さんがいます。
学校生活や社会生活では、一定のルールに沿って行動することを身に着ける必要がありますね。
従う人に無理を強いるようなルールは別として、場を整えるために最低限必要なルールには従えたほうが、日常生活がスムーズです。
ルールの存在を身体で体感してみましょう。
598-2 ▼ ルールの存在を体感する2種類のワーク
背もたれのあるイスに浅く腰かけて、腰から身体を回してみてください。
後ろに身体を回そうとすると背もたれにぶつかります。
ぶつからないようにするには、背もたれにぶつからない範囲で手加減して回す必要があります。
今度は背もたれのないイスで同じように身体を回してみてください。
自由な軌跡を描いて好きなように身体を動かすことができます。
ルールとは、このイスの背もたれのようなものです。
あれば寄りかかって身体を支えてもらえて、身体が楽ですが、ルールがあるおかげで動きにくくなる部分もあります。
背もたれがなければ自由に動ける代わりに、背筋を伸ばしておくために常に自律が必要です。
598-3 ▼ 何事も自分次第
ルールのあることが悪いわけでも、ルールがないから良いわけでもありません。
ルールがあればあるなりに、なければないなりに、自分が間合いを取って行動すれば良いだけのことですね。
2種類のイスで身体を動かしてみると、それが腑に落ちてきます。
やや抽象的なワークなので、お子さんによって合う合わないがあると思いますが、参考になりそうな場面があればぜひ取り入れてみてください。
ルールに不満を持っていない大人の皆さんも、試しにやってみると、いろいろな気づきがあると思いますよ(^ ^)
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
- 療育のセカンドオピニオンが欲しい方
- 一般的な療育支援分野とは違う角度からアドバイスが欲しい方
- 漠然とした不安や言葉にしづらい”何か”があってクリアにしたい方
ぜひ一度「オンラインセッション」にお声掛けください。
育児・療育は親子の育ち合いです。
お子さんのお話だけでなく、親御さんのお話を伺うことも大切な時間です。
うまく書けない・しゃべれないと思う方もご安心ください。
ゆっくり丁寧にあなたの中にある”何か”を引き出します。