592-1 ▼ 困った場面に共通すること
「教室で突然泣き出す」
「学校に行きたがらない」
「授業中に大声で叫ぶ」
等々のご相談があります。
どのご相談のお子さんにもそれぞれの事情があり、支援方法はさまざまなのですが、これらすべてに共通していることが一つあります。
それは、この子たちは「助けを求めることができた」ということです。
592-2 ▼ SOSの表現の仕方はさまざま
正確には、「身体でSOSを発信することができた」という表現になるかもしれません。
言葉ではっきりと「助けてほしい」と訴えることばかりが、「助けを求める」ことではありません。
実際には、こうして身体的な表現に現れてくることのほうが何倍も多いはずです。
幼児教育や療育の現場においては、「助けを求める」「ヘルプ要求を出す」ということは、とても大切なスキルの一つとして指導されています。
逆に言えば、そうして指導しなければ、周囲に伝わりやすい適切な形で助けを求めるのは難しいということですね。
まずは身体で表現できるだけでも素晴らしいことです。
592-3 ▼ 想像してあげるだけで
お子さんが大人から見て「困った」言動を見せるとき、「この子は何かにSOSを出しているのかもしれない」と想像してあげていただけたらと思います。
この子は困っている、助けを求めている、という発想が大人の側にあれば、お子さんとの関わり方にも、解決策を模索するときにも、きっとそこに温かいものが流れます。
その温かいものを感じるだけで、子供たちは少し楽になれますから。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
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