520-1 ▼ 何かをする・しないという選択の裏にあるもの
先日、子供たちには「しなくなる遊び」があると書きました。
わたしたちは、何かをする・しないという選択を常に繰り返しながら過ごしているわけですが、
身体の原理原則から見ると、「身体が必要としている何かのエネルギーを調整するために」これらの選択を行っている、という捉え方ができます。
たとえば先日の記事の例で言えば、ぐちゃぐちゃ描きをする子は、発達のために身体がぐちゃぐちゃ描きを必要としている段階、と捉えることができます。
他にも、のどが渇けば水が飲みたくなる、ずっと座って仕事をしていればウーンと伸びがしたくなる、疲れれば眠くなる、といったように、わたしたちが日常的に自然にやっているさまざまなことが当てはまります。
520-2 ▼ 本質には良いも悪いもない
身体が欲するエネルギーには、良いも悪いもありません。
こちらの方向に、このくらいのペースで動きたい、という「方向」と「ペース」があるだけです。
右が良くて左が悪い、上はもっと悪い、なんてことはないですよね?
まさにその通りで、エネルギーには良いも悪いもないのです。
たとえば、お菓子ばかり食べるとか、自室に引きこもるとか、ゲームを何時間もやり続けるとか、一般的な価値判断ではネガティブに評価されることをどうしてもやってしまう、という人がいます。
その人の身体が必要としているからそれをやっている、と捉えてみるとどうでしょうか。
お菓子を食べ過ぎると身体に悪いと思われがちですが、実はそのおかげで、その人のエネルギーの偏りが解消されて、より整った状態でいられる、という流れがあるのだとしたら?
520-3 ▼ 違う角度から見直してみよう
そういう身体の原理原則に立ってみると、いろいろな物事が違って見えてきます。
たとえばお菓子を食べることである種のエネルギーを補充している場合は、お菓子以外のものでそれと同じ種類のエネルギーを補充してあげれば、自然とお菓子を手放すことができます。
子供たちの「しなくなる遊び」とまったく同じことです。
もちろん、一人ひとりの状況が異なりますので、それだけですべてが必ず解決するとはいかないかもしれません。
でも、今あなたが悩んでいることがあるなら、それを身体の原理原則から見直してみるだけで、何か違うものが見えてくる可能性は大いにあります。
気になる方は、どうぞお問い合せくださいね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。
自分の身体からの答えを知りたい方へ
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