こんにちは。三輪堂です。
面白く生きる連載、192通目です。
今回は「呼吸」について。
192-1 ▼ 呼吸の役割
某アニメの影響で、「全集中の呼吸」だの「水の呼吸」だのといったフレーズをあちこちで見聞きするようになりましたね(^ ^)
実際のところ、呼吸は非常に大切なものです。
理由としては、息をしないと死んじゃうから、という単純な(同時に非常に重要な)話がひとつ。
もうひとつ、呼吸の大切な役割として、
【自分の方向性を教えてくれる】
バロメーターのような存在である、ということが言えます。
192-2 ▼ 呼吸でわかること
今回は詳しい話は省略しますが、
✔️呼吸が深い時は身体が喜んでいる時、適切な方向に向かっている時
✔️呼吸が浅い時は、心身が本来行きたい方向とは違う状態にある時
だと思ってください。
つまり、自分自身の呼吸の様子を観察して認識することで、今の自分の状態がわかります。
楽しい、嬉しい、喜びにあふれている、穏やかで落ち着いている、といった時は、あなたの呼吸は深く豊かに身体に満ちているでしょう。
逆に、呼吸が浅くて詰まっていて苦しいなと感じる時は、あなたは心身が望む方向とは間違ったほうに向かっているなと判断できるわけです。
そうなったら適宜修正をかけて、呼吸が深くなる方向に軌道修正すれば良いので、呼吸が自分の方向性を教えてくれるバロメーターだというのはこういうことです。
呼吸を活用することで、思考では把握しきれない、心身の深いところで感じていることを具現化することができるのですね(^ ^)
192-3 ▼ 呼吸で遊ぶ
ところで、発達に偏りのあるお子さんは、呼吸のコントロールが難しいことがあります。
呼吸のコントロールは感情のコントロールともニアリーイコールですから、できれば呼吸は自在に扱えるようになりたいもの。
ところが息は目に見えないので、教えるほうも表現に困ることがありますよね。
そんな時にお勧めなのが、ティッシュを息で吹き飛ばす遊びです。
2枚重ねのティッシュを1枚にはがして、必要があれば小さく切って、息で空中に吹き上げます。
これをできるだけ長く空中にキープしていられるように息を当て続ける遊びです。
息という見えないものをティッシュによって見える化することができますし、ティッシュを浮かせようと息を吐きまくることで、結果としてたくさん息を吸い込むことになります。
こうして人為的にではあっても呼吸を深くすることで、心身に良い影響を与えてくれることが期待できます(ただし過集中型のお子さんは過呼吸にご注意を!)。
大人がやっても結構燃えますよ。ぜひお試しください。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。