こんにちは。三輪堂です。
面白く生きる連載、175通目です。

今日は、「足の親指」の話です。

175-1 ▼ 足の親指は身体を支える

足の親指は、「身体を支える」という大切な役割をしています。

同じ姿勢を保つことが難しい子、座って作業を続けることが難しい子は、足の親指をうまく使えていないことが多いです。

親指に限らず、特別な配慮を必要とする子は足の使い方が独特なことが多いようですね。足を持ち上げずに引きずるように歩いたり、爪先立ちで歩いたりする子をよく見かけます。

そうすると全身の使い方もどこかぎこちなくなり、全身を大きく動かす運動から、指先を細かく動かして手先で行う小さな運動まで、あちこちに苦手さが現われます。

普段から草履のように親指を使う履き物を履いたり、足の指でタオルをたぐり寄せる運動をしたりして、足の親指をしっかり使えるようにしていくのもお勧めです。

175-2 ▼ 集中できない時は

授業中に集中できていない子は、ほぼ例外なく、足がぶらぶらしたり、親指が床についていなかったりします。

ですから、授業中に生徒さんたちの集中が途切れてきたら、ちょっと席を立って、足に刺激を与える軽い運動(足踏み、ジャンプなど)をするのもお勧めです。
親指側、小指側の力を使い分けることができるお子さんでしたら、足の親指に体重をかけたり、逆に小指側に体重をかけてパッと解放したりするのもいいでしょう。

(身体を動かすと一気にエンジンがフル稼働してしまう元気いっぱいさんの場合は、様子を見ながら働きかけてあげてくださいね。)

足にまんべんなく体重が乗るようになると、身体の軸が整って座り姿勢が安定し、集中力が上がる、学習に前向きになれる、作業効率が上がる、といった効果が期待できます。

175-3 ▼ ブレーキをかける働きも

足の親指=身体を支える役割、ですが、身体を支えるということは、身体にブレーキをかけることにもつながります。

たとえば坂道を降りる時に体重を支えて踏ん張ってくれるのは足の親指です。試しに小指側に体重をかけて坂道を下ってみてください。結構難しいと思います。

実は、足の親指は、思考とも関係があります。思考優位で生きている現代の大人たちは、足の親指に過剰に力がかかっていることが多いようです。
足の親指に力が入りすぎると、ブレーキが効きすぎます。そのブレーキが肩こりや首の緊張、目の疲れなどにもつながります。

たかが足の親指、されど足の親指。
身体が支えられないのも困るし、固まるほどブレーキをかけるのも困りますね。物事はすべて、一面から見ているだけではわかりません。片方から見ればメリットになることも、もう片方から見ればデメリットになるということが、身体の原理原則から見えてきます。

そんなわけでわたしたちは、どちらにも偏らない、ちょうど良い身体の使い方をしたいものです。
どうすればそんな身体の使い方ができるか、体感してみたい方は、どうぞ相互循環セッションにお越しください。

本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。