言葉の指示が通りにくく感情表現が不適切なお子さんに、大人に関心を向けてもらうアプローチの一例

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470-1 ▼ 思いを不適切な行動で表現するお子さん

発達段階が幼いお子さんは、言葉での指示が伝わりにくいことがあります。

この段階のお子さんは、自分の思いを不適切な行動で表現することもしばしばあります。
(暴れる、大声を出す、ものを投げる、等)

ご本人からすれば、他に表現方法を知らないがゆえのアプローチなのですが、周囲の大人にとっては対応に困ってしまうこともありますね。

このようなとき、「お子さんが認知しやすい方法でわかりやすく伝える」といったことはさまざまな場面で広く支援されるようになってきました。

短い言葉で伝える、場面を区切って伝える、絵カードやタイマーなどを使用する、一つひとつの課題を短く設定する、といった方法がよく行われます。

470-2 ▼ 大人が働きかける/お子さんが大人に意識を向ける

以上のことは、大人の側からのアプローチとして、相手が受け入れやすいように表現方法や伝え方を調整していくという考え方ですね。

もう一つの考え方として、お子さんの側が大人に関心を寄せるように働きかける、というアプローチがあります。

どんなに大人がわかりやすく働きかけても、お子さんが受け取ってくれなければコミュニケーションが成立しません。

なかなか周囲に関心を向けてくれないお子さんの場合、お子さんが自分の世界の扉を開いて、周囲の人の存在に意識を向けてくれるようにするためのアプローチも必要になってきます。

たとえばその一つの方法として、成功体験を作り出してあげる、ということが考えられます。

470-3 ▼ 成功体験の積み重ねで温かい気持ちのやりとりを

最初は、その子にとってほとんど苦労なく達成できる課題から始めます。
たとえば、おもちゃを箱に片づける、ゴミをゴミ箱に捨てるなど、手に持ったものをどこかに落とす課題は発達段階の幼いお子さんでも達成しやすいでしょう。

課題のほとんどを大人が完成させたとしてもOKです。
お子さんに何かをやってもらう⇒大人が褒めたり感謝したりする、という体験を繰り返しましょう。

それが積み重なると、大人に気持ちを向けてくれることがきっと増えてきますよ。


ここで大切なのは、お子さんが向けてくれた気持ちを、大人もしっかりと受け取るということです(^ ^)

気持ちを向けてくれるお子さんからのアプローチは、大人にとってわかりやすいものばかりとは限りません。
大人の顔をチラッと見るとか、なんとなく声を出しているとか、お子さんからのかすかなアプローチを見逃さずに受け取ってあげてくださいね。


本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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