こんにちは。三輪堂です。
面白く生きる連載、140通目です。
140-1 ▼ 療育では人間関係の悩みが多い
昨日に続き、タイヘキについてもう少しお伝えします。
タイヘキをどのように日常生活に活用するかについてです。
たとえば療育でよくご相談を伺うのが、発達に偏りのあるご本人のことだけではなく、その周囲の人間関係について。
たとえば、お母さんはお子さんに対して配慮のある関わりをしたいと思っているが、お父さんが関わり方を変えてくれないとか。
園や学校の先生が気になるお子さんについて親御さんに説明したいが、なかなか伝わらないとか。
(発達とはちょっとそれますが)職場でチームを組む時、メンバー同士がどうもうまくいかないとか。
こういう人間関係を解釈するにも、タイヘキがわかっていると非常に参考になります。
140-2 ▼ タイヘキを人間関係に応用する
たとえば、この人はこういうタイヘキだから、長々と説明するよりも、ズバッと一言で全体を言い表したほうが響くとか。
相手と自分のタイヘキの関係性を見ると、自分が直接伝えるより、こういうタイヘキの人を間にはさんで、その人から伝えてもらったほうがいいとか。
特にこの「間に誰かをはさむ」作戦は、たったそれだけで、滞っていた二者間の雰囲気が急に流れ始めて、三者とも良い状態になったりするので、実際問題として効果的ですし、人に対する見方も一層深まって、実に興味深いです。
もちろん人間関係においてはタイヘキだけがすべてではありません。
たとえば以前も書いたように、「伝える」と「伝わる」の違い。
自分の言いたいことを伝えるのではなく、相手の中に届くように、相手がもともと持っているものを引き出すように、自分から「伝わる」ものを大事にしていただきたいなと思います。
140-3 ▼ タイヘキとくらげの両輪で
「伝える」自分から「伝わる」自分に深化するためには、タイヘキだけではやや片手落ちです。
くらげ体操などのアプローチで、自分自身の「伝わる」力も洗練させてあげてほしいなと思います。
そもそもくらげとタイヘキは、進化のプロセスや人間の身体の動きから来ているものであり、切っても切れない関係にあります。
10/6の体験会ではそのあたりにも触れていきます。
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くらげとタイヘキの体験会
自分の身体が味わっている体感を認識して、意識に落とし込んでいきます。
10/6(火)11時~
申込受付中
参加ご希望の方は公式LINEアカウントにメッセージを
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ところで今日は久々に、相互循環セッションの体験モニターさんにお越しいただきました。
(だいぶ早い段階からお申込みいただいていたのですが、日程調整の都合で今日になりました)
この方はタイヘキでいうと「チャレンジする」タイプの方です。逆境に対して、なにくそ!と奮起して頑張る力がとても強いのです。うかがったエピソードも、なるほどなあと思わせるものばかりで、この方の底力に瞠目するばかりでした。
この方とのセッション体験も非常に深い学びになりました。また明日以降にご紹介させていただきますね。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。