力加減が苦手なお子さんの状態像、要因、相談のコツ

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422-1 ▼ 力加減が苦手なお子さんのさまざまな状態像

「力加減が苦手です」というご相談をいただくことがあります。

確かに、力加減に難しさを持っているお子さんは決して珍しくないように思いますが、個々のお子さんの状態像は実にさまざまです。

たとえば

  • 鉛筆やお箸など手を使う動作が苦手
  • 動作が何かと雑で荒っぽい
  • 運動が極端に不得意
  • コップを力いっぱいテーブルに置いて割ってしまう
  • 消しゴムで消すときに紙を破いてしまう
  • 何気なく人を叩くが力が強すぎて痛い
  • ものを投げる、お友達を押す等の衝動的な行動が多い

といった様子は、一見すると全く別々の課題のようですが、すべて「力加減の苦手さ」という側面からアプローチしていくことができます。

422-2 ▼ 力加減の苦手さを生む4つの要因

発達の観点からは、力加減には主に以下の4つの要因が関係していると考えられています。

  1. 協調運動
  2. 感覚処理
  3. 対人関係
  4. 行動調整

それぞれについて詳しくは専門書等をご参照いただければと思いますが、「力加減が苦手」というテーマで支援を受けることになるお子さんは

  • 身体に入力された情報をうまく受け取れない
  • 身体に入力された情報と脳が出力する情報がかみ合わない
  • 「ボールを投げたら遠くに飛びすぎたので次はちょっと弱く投げる」といった予測にもとづく運動の調整がうまくいかない
  • 人を叩くと痛いことが理解できない(身体的な痛みの感覚が鈍い)
  • 他者の気持ちや感じ方を推測できない
  • 思いつくと咄嗟に身体が動いてしまう

といった課題を持っていることが多いようです。

422-3 ▼ 具体的な事例を相談してみよう

もし、「この子は力加減が苦手なのかもしれない」と思うことがあって、それを誰かに相談される場合は、

・どのような状況で
・どのような行動を見せているか


について、できるだけ具体的な事例を挙げてご相談されるのがよろしいかと思います。

一言で「力加減が苦手」といっても、上述のようにさまざまな理由が考えられますので、個々の事例は支援者がアプローチを工夫するために非常に大切なヒントになることと思います。

どうぞご参考まで。

困っているお子さんに適切な支援の手が届いて、ご本人もご家族も穏やかに過ごせるといいですね(^ ^)


本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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