教室に誰でも使える居場所を作って、心身が喜ぶ柔軟な学級運営を

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397-1 ▼ 教室内の居場所作り

支援の必要なお子さんが普通級に在籍していることは珍しくありません。

クラスの授業から遅れがちだったり、離席傾向があったりするお子さんは、クラス内で何らかの居心地の悪さを味わっている可能性が高いですね。

特別なサポートを必要としない(いわゆる定型発達の)お子さんであっても、お友達とケンカをしたとき、ちょっと虫の居所が悪いときなど、自分の席以外の逃げ場がほしいことがあります。

そういうときに、教室内に、誰でも自由に出入りできて、安心して過ごせる、軽やかな雰囲気の居場所を作ってあげられると良いなと思います。

397-2 ▼ スペースの作り方

たとえば教室の後ろのほうに、什器で囲んだスペースを作ってみるのはどうでしょうか。

什器は新しく購入しなくても、カラーボックスや本棚など、校内に余っている道具で十分です。
段ボール箱を積み重ねて作ってみた事例もあるそうです(ただ、やはり長持ちはしなかったということでした)。

ポイントは、クラス内のお子さんの身長に合わせることです。
壁が高すぎると圧迫感につながり、先生の目も行き届きにくくなります。
お子さんの腰から、高くても肩くらいの高さにすると良いでしょう。

什器で囲んだ内側には、ジョイントマットやクッションシートなど、お子さんが上靴を抜いて座ったり寝転んだりできるスペースを作ってみましょう。

同様のスペース作りを実践されている学校では、

  • 自閉傾向があって離席の多かった児童が自分でこのスペースに入ってクールダウンできるようになった
  • 子供たちが集まって皆でリラックスできるようになった
  • 自席では学習に集中できない児童が、このスペースでは自発的にプリント学習に取り組めるようになった
  • 担任が児童と1対1で話をするためのスペースとしても使え、指導時間の短縮につながる(これまでは廊下や別室に移動していた)

等々の良い影響があったそうです。

397-3 ▼ ダメ元で提案してみるのは悪くない

こういった支援が実現できるかどうかは、教室の広さ、物資の有無、人的余裕、指導方針など、学校ごとのリソースにもよりますので、一概にすべての教室で取り入れることが良いかどうかは確言できません。


ただ、できるできないは別として、「提案してみる」のは無駄ではないと思います。

実は担任の先生も内心ではこういうスペースがあったらいいと思っていたけれどもなかなか行動に移せないでいたが、保護者からの要望をきっかけに先生にもはずみがつき、実現に至った、という事例もあります。

先生一人では動けないことも、保護者の要望という錦の御旗(?)があれば、教頭先生や校長先生の許可を取り付けられる、ということもあるのでしょうね。

もしピンと来る部分があれば、参考にしていただければ幸いです。


本日は以上です。 それでは、また。 いつもあなたに明るい風が吹きますように。

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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