こんにちは。三輪堂です。
面白く生きる連載、76通目です。
76-1 ▼ 「大根をハチミツに漬けたやつ」
風邪を引いた気がします。クーラーが効きすぎたのかもしれません。
こんな風に風邪を引きかけた時、亡き母が大根を切ってハチミツに漬けて、その上澄みを飲ませてくれたことを思い出します。
この大根+ハチミツ療法、割と有名なというか、一般的な方法だと思っているのですが、そうでもないでしょうか。皆さんはご存知でしたか??
我が家では「大根をハチミツに漬けたやつ」と呼んでいました。そのまんまですね(^ ^)
実をいうとわたしはこの「漬けたやつ」がそんなに効く気がしません。わたしの母と姉には効いていたようですので、個人差があるのでしょうね。
今はこういった体調管理にはエッセンシャルオイルを使っているのですが(そのほうが明らかに効く実感があるので)、それでもなんとなく懐かしさから、大根をハチミツに漬けてみています。
76-2 ▼ 効果には個人差がある
この大根+ハチミツ療法のように、働きかけの効果には個人差があります。
療育で活用する治療法やお薬なども合う合わないがかなりはっきりとありますし、一般的に良いと言われるさまざまなもの、たとえば〇〇を食べると健康に良いとか、〇〇という運動が良いとか、そういったことも人によって効果が異なります。
統計的に見て大多数の人には効果があるだろうとみなされるものを「一般的には良いとされる」と表現しているに過ぎません。
たとえば、ストレッチ。
何らかのストレッチをやったことがない方はほとんどいないんじゃないかなーと思うのですが、運動の前後に、準備体操やクールダウンのために行うのがストレッチですよね。
ストレッチをすると筋肉がのびたりほぐれたりして、いきなり運動に入るより良い、とされています。たぶんあなたもその目的でストレッチをされているだろうと思います。
76-3 ▼ 答えを知っているのは
ところで、瀧本のクラゲ師匠は、「何事も疑え」と言います。
頭から否定してはねのける必要はないが、半分は素直に受け取りつつ、残りの半分は(本当にそうなのかな?)という疑いを残して、常に自分の身体で検証せよ、ということを常に言っています。
結論からお伝えすると、、、
実は、ある条件下でのストレッチは、身体を固めて柔軟性を失わせ、身体の可動域を狭めてしまうのです。
運動の準備体操としてストレッチをやったとしたらまさに逆効果です。ストレッチをやったおかげで身体が硬くなってケガをしました、だなんて、本末転倒にもほどがありますよね。
あなたが常日頃、良いと思って取り組まれていることも、もしかしたら、良いと思い込んでいるだけで、本当はそんなに効果がなかったり、逆効果だったりすることがあるかもしれません。
他の誰かにとって効果があることだとしても、あなた自身に効果があるかどうかはわからないのです。その答えを判断できるのはあなたの身体だけです。
ただ情報を受け入れるだけでなく、「これは本当に自分にとって効果があるかな?」という視点を持って物事を受け止めていただくと、きっとまた違った世界が見えてくると思います。
本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。