「落ち着かない子」という相談の裏にどんな状態像が隠れているか

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387-1 ▼ 落ち着かない子??

お子さんについてのご相談内容によく出てくるキーワードの一つに「落ち着かない」というものがあります。

落ち着かないというと、座っていられずに歩き回るとか、すぐに気が散るとかといった、多動的な状態像が思い浮かぶことが多いのではないかと思いますが、これが実は、必ずしもそうとは限りません。

その方がお子さんのどのような状態を見て「落ち着かない」と表現しているのかを、丁寧に見つめていく必要があると思っています(^ ^)

387-2 ▼ いろいろな種類の「落ち着かない」

たとえばものの名前を確認する課題などで、お子さんの前に絵カードを並べたとします。
このとき、お子さんが絵カードを勝手に触ったり裏返したりする行動がみられると、確かに「落ち着かない」という表現が当てはまりますね。

またたとえば、ものの扱いが乱暴で、おもちゃなどを投げたり落としたり、食器や文房具などをガチャンガチャンと雑に扱ったりすることがあると、それも「落ち着かない」と表現される可能性があります。

前者の「落ち着かない」は、「指示が通らない」または「他者とのコミュニケーション意欲が希薄または経験が少ない」可能性があることを指す言葉だと解釈できます。

後者は「手先の動きや身体操作に苦手さがありそう」であることを指しているように思われます。

387-3 ▼ その言葉の意図は何か

このように、相談の言葉一つとっても、発信者と受信者の意図が食い違う可能性がある、ということを念頭に置いておきたいものです。

園・学校・施設の先生と親御さんとのやりとりでも、意外とこうした小さな食い違いが大きな誤解を生んでいることがあります。

「あの先生は何を言っているのかわからない」
「あのお家の方はお子さんの様子を全く見ていない」

そんな不満やぶつかり合いの出どころも、元をたどれば、「落ち着かない」というたった一つの言葉の解釈の違いだったりするのですね(^ ^)

同様のことは大人同士のやりとりでも言えます。

言葉にとらわれず、その人が指している根本の状態像はどんなものなのか?に意識を向けるようにしていきたいものですね。


本日は以上です。
それでは、また。
いつもあなたに明るい風が吹きますように。

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この記事を書いた人

楽しい療育の三輪堂 主宰

身体の原理原則で、育児も人生ももっと面白く。

ふとしたきっかけでゼロから独学で療育を学び、療育の知恵はあらゆる人に当てはまる人生の知恵であると確信。従来の療育知識に整体・武学体術・エッセンシャルオイル等を取り入れ、身体の原理原則にもとづいて無理なく心身を活かす道を提案中。日常生活のすべてが学びになり、よりよく生きるヒントに変わる生き方を実践しています。

活動フィールドは、情報発信・執筆・オンライン療育相談・身体と心のつながりを深めるセミナー・エッセンシャルオイルと整体を組み合わせたケア・志を発信する媒体作成など。

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